コラム|月寒中央駅で歯科をお探しの方はやまぐち歯科こども歯科まで

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コラムcolumn

【札幌】お口ぽかんは小児矯正?MFTで改善?歯科医が解説|やまぐち歯科こども歯科





【札幌の冬】子どもの「お口ぽかん」は危険信号。口呼吸と歯並びの関係を月寒の認定医が解説










【札幌の冬】子どもの「お口ぽかん」は危険信号。
口呼吸と歯並びの関係を月寒の認定医が解説

「また鼻詰まり…」「暖房で喉がイガイガ…」
札幌の冬、お子さまのお口はポカンと開いていませんか?

雪景色が美しい札幌の冬。でも、保護者の皆さまにとっては、寒さや乾燥との戦いの季節でもありますよね。「風邪を引かせないように」「ストーブをつけたら喉がカサカサ」…そんな冬特有のお悩み、実は見過ごされがちなお子さまのお口の健康にも深く関係しているんです。

ふと気づくと、お子さまのお口がポカンと開いていませんか? それは札幌の冬特有の「乾燥」と「寒さによる鼻炎」が招いている「口呼吸」のサインかもしれません。

この記事では、札幌市豊平区・月寒中央駅直結のやまぐち歯科こども歯科が、札幌の冬に潜む口呼吸のリスクと、それが歯並びに与える深刻な影響、そしてご家庭でできる対策と専門的なMFT(口腔筋機能療法)について、**「ダブル認定医」**の視点から詳しく解説します。

なぜ札幌の冬は「お口ぽかん」が増えるのか?

北海道の冬は、冷たく乾いた外気と、室内での暖房器具(ストーブやエアコン)の使用により、空気が極端に乾燥します。空気が乾燥すると、鼻や喉の粘膜も乾き、バリア機能が低下します。

さらに、寒さで鼻炎が悪化したり、風邪を引きやすくなったりすることで、物理的に「鼻が詰まって」しまい、息苦しさから**「口呼吸」**を選ばざるを得ないお子さまが増えるのです。

「鼻呼吸」こそが最強の天然フィルター

本来、人間の呼吸は「鼻呼吸」が正常です。鼻は、呼吸のための「高機能な天然加湿・加温・空気清浄フィルター」の役割を持っています。

  • 加湿・加温: 冷たく乾いた空気を、体温近くまで温め、湿度を与えてから肺に送ります。
  • 除菌・防塵: 鼻毛や粘膜が、空気中のウイルス、細菌、ホコリ、花粉などをブロックします。

口呼吸では、このフィルター機能が一切働きません。冷たく乾いた汚れた空気が、そのままダイレクトに喉や気管、肺に届いてしまうのです。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「口呼吸」


見過ごさないで!口呼吸が招く4つの深刻なリスク

「お口ぽかん」=「口呼吸」の習慣化は、単なる癖ではなく、お子さまの将来の健康と成長に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

口呼吸(お口ぽかん)がもたらす4大リスク
  1. むし歯・歯周病・口臭のリスクが激増
    お口の中が常に乾燥すると、唾液による「自浄作用」や「殺菌作用」、歯を守る「再石灰化作用」が失われます。これにより、むし歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなり、むし歯、歯ぐきの腫れ(歯肉炎)、口臭の悪化に直結します。(→ エナメル質ケアについて
  2. 歯並びと顔つき(骨格)の悪化
    これが最も深刻なリスクの一つです。口呼吸をすると、空気の通り道を確保するため、舌は上あごから離れ、低い位置(低位舌)に下がってしまいます。本来、舌が上あごを内側から押す力と、唇が外側から押さえる力のバランスで、顎はU字型に正しく成長します。
    しかし、口呼吸で舌が下がり、唇がポカンと開くと、そのバランスが崩れ、上あごは狭く(V字型に)なり、歯が並ぶスペースがなくなりガタガタ(叢生)になったり、出っ歯(上顎前突)になったりします。これが、いわゆる「アデノイド顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つきにつながることもあります。
  3. 全身の免疫力低下・アレルギー悪化
    鼻というフィルターを通さないため、ウイルスや細菌が直接喉に届き、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、扁桃腺が腫れやすくなったりします。また、アレルギー物質も除去できないため、アトピーや喘息、鼻炎を悪化させる一因となるとも言われています。
  4. 集中力・姿勢・睡眠の質の低下
    口呼吸は、鼻呼吸に比べて浅い呼吸になりがちで、脳に十分な酸素が行き渡りにくくなります。その結果、日中の集中力や学習能力の低下を招くことがあります。また、睡眠中に口呼吸になると、いびきや睡眠時無呼吸(SAS)の原因となり、深い睡眠が妨げられ、朝起きてもスッキリしない、日中いつも眠い、といった症状につながることもあります。

家庭でできる!冬の「鼻呼吸」サポート術

札幌の厳しい冬を乗り切るために、ご家庭でできる簡単な「鼻呼吸サポート術」をご紹介します。

おうちでできる冬の「うるおいキープ術」
  • 湿度50〜60%をキープする: 札幌の冬は室内が乾燥しがちです。加湿器を適切に使用する、室内干しをする、ストーブの上にヤカンを置く(火傷に注意)などして、湿度を保ちましょう。
  • 水分補給をこまめに行う: 喉が渇く前に、水やお茶(糖分のないもの)を少量ずつこまめに飲む習慣をつけ、体の中から潤しましょう。
  • 唇の保湿: 唇が乾燥すると、無意識に口を開けやすくなります。お子さま用のリップクリームなどで保湿してあげることも大切です。
  • よく噛んで食べる習慣: よく噛むことで唾液の分泌が促され、お口の中の潤いを保つだけでなく、お口周りの筋肉(口輪筋)も鍛えられます。
  • 就寝時の口テープ(上級編): 鼻呼吸ができる状態(鼻が詰まっていない)が前提ですが、就寝時にお口に医療用のテープ(サージカルテープなど)を縦に貼り、物理的に口を閉じさせる方法も有効です。

歯科医院でできる根本改善「MFT」と「小児矯正」

ご家庭での対策と並行し、歯科医院では「癖」と「骨格」の両面から根本的なアプローチを行います。

MFT(口腔筋機能療法)〜お口の筋トレ〜

もし「お口ぽかん」がすでに癖になってしまっている場合、単に「口を閉じて」と注意するだけでは治りません。舌や唇の筋肉が弱っているか、間違った使い方を覚えてしまっているからです。

当院では、MFT(口腔筋機能療法)という、お口周りの筋肉を正しく使えるようにする「筋トレ」に力を入れています。舌を正しい位置(スポット)に置く練習や、唇を閉じる力を鍛えるトレーニングなどを通じて、**鼻呼吸を習慣化**させ、歯並びが悪くなる根本原因を取り除きます。

小児矯正(I期治療)〜土台作り〜

すでに口呼吸の影響で上あごが狭くなってしまっている場合、MFTだけでは歯が並ぶスペースは確保できません。その場合は、小児矯正(I期治療)を併用します。

6歳~10歳頃の成長期であれば、取り外し式の装置などを使って、狭くなった上あごの骨を広げ(側方拡大)、永久歯が並ぶための土台を整えることができます。土台を整え、MFTで癖を治すことで、将来的に本格的な矯正(II期治療)が不要になったり、抜歯のリスクを減らしたりすることにつながります。


札幌の保護者向け Q&A

Q1. 札幌の冬は鼻炎がひどく、鼻が詰まって口呼吸になってしまいます。

A. 鼻炎やアレルギー、アデノイド肥大などで物理的に鼻が詰まっている場合は、まず耳鼻咽喉科での治療が最優先です。当院では、札幌市内の信頼できる耳鼻咽喉科と連携し、鼻の治療と並行してMFT(お口のトレーニング)を進めることができます。鼻が通るようになっても口呼吸の「癖」が残ってしまうことが多いため、両方のアプローチが大切です。

Q2. MFT(お口の筋トレ)は、何歳から始められますか?

A. お子さまが大人の話を理解し、簡単なトレーニングを一緒に楽しめるようになる4~5歳頃から始めるのが理想的です。当院では、矯正認定医であり三児の母でもある治奈先生が、お子さまのやる気を引き出すよう、遊びの要素を取り入れながら楽しくトレーニングを進めます。

Q3. 歯並びが気になるのですが、何歳で相談に行くべきですか?

A. 札幌市豊平区では、3歳児健診などでお口の状態をチェックする機会がありますが、もし「お口ぽかん」や「受け口」の傾向が見られたら、3~4歳でもご相談ください。本格的な治療(I期治療)の最適な開始時期は、歯の生え変わりが始まる6歳~7歳頃(→ 小児矯正Q&A)が多いですが、まずは現状を知ることが大切です。

Q4. 「お口ぽかん」は歯並びだけの問題ですか?他にどんな影響がありますか?

A. 歯並びへの影響は大きいですが、それだけではありません。口呼吸は、記事中で解説したように免疫力の低下やむし歯リスクの増加に繋がります。また、「口腔機能発達不全症」の兆候の一つでもあり、放置すると「食べる」「話す」といった機能の発達が妨げられる可能性があります [1]。気になる場合は、専門家にご相談ください。

Q5. 子どものフッ素入り歯磨き粉は、どのくらいの量を使えば良いですか?

A. 2023年に4つの歯科関連学会が合同で発表したガイドラインでは、年齢に応じた推奨量が示されています [2, 3]。歯が生えてから2歳までは「米粒程度(1~2mm)」、3~5歳は「グリーンピース大(5mm程度)」、6歳以上は「歯ブラシ全体(1.5~2cm)」が目安です [3, 4]。また、3歳頃からは、歯磨き後に軽く吐き出し、少量の水で1回だけうがいをする方法が推奨されています [3, 4]。

Q6. むし歯予防で、奥歯の溝をプラスチックで埋める「シーラント」は有効ですか?

A. はい、有効な予防法の一つです。日本小児歯科学会が2025年に発行したガイドラインでは、特に生えたての永久歯(幼若永久歯)だけでなく、乳歯の健全な奥歯の溝に対しても、むし歯予防のためにシーラントを行うことを弱く推奨しています [5, 6]。奥歯の溝は複雑で汚れが溜まりやすいため、シーラントで埋めることでむし歯のリスクを低減できます。

Q7. 最近「口腔機能低下症」という言葉を聞きますが、子どもにも関係ありますか?

A. 高齢者の問題と思われがちですが、「口腔機能発達不全症」という、子どものうちから「食べる」「話す」などの機能が十分に発達していない状態があり、お口ぽかん(口呼吸)もその兆候の一つです [1]。放置すると歯並びや咀嚼機能に影響が出ることがあります。原因が鼻の疾患にある場合は耳鼻科との連携が必要になることもあり、お口周りの筋肉の問題であればMFT(口腔筋機能療法)によるトレーニングが有効です [1]。

Q8. 子どもの滑舌が気になります。舌小帯(舌の裏のすじ)を切った方が良いのでしょうか?

A. 日本小児歯科学会の2024年の見解によると、発音(構音)障害を理由とした早期の舌小帯切除は推奨されていません [7, 8]。多くの場合、成長とともに自然に改善するため、発音機能が完成する5歳以降に必要性を判断すべきだとされています [7]。また、明らかな哺乳障害がない限り、切除の必要はないとされています。舌小帯切除術は保険適用の治療ですので、高額な自費診療には注意が必要です [7, 8]。

Q9. 乳歯がむし歯や怪我で早く抜けてしまいました。永久歯が生えるまで放っておいても大丈夫ですか?

A. 早めに歯科医院にご相談ください。乳歯には、後から生えてくる永久歯のスペースを確保する大切な役割があります。早くに失われると、隣の歯が倒れ込んできて永久歯の生える場所がなくなり、将来の歯並びが悪くなる原因になります。このような場合、「保隙装置(ほげきそうち)」というスペースを保つための装置を入れることがあります。日本小児歯科学会も保隙装置に関する統一見解を出しており、その重要性を示しています [9]。


まとめ:冬の「お口ぽかん」は、お子さまの成長のSOSサイン

札幌の厳しい冬は、お子さまのお口の健康にとって注意が必要な季節です。もしお子さまの「お口ぽかん」が気になったら、それは「うまく鼻で呼吸できていないよ」「お口の筋肉が弱っているよ」という、お子さまの体からのSOSサインかもしれません。

そのサインを見逃さず、適切な加湿やMFT、必要な場合は小児矯正でサポートしてあげることが、お子さまの健やかな歯並びと全身の健康な発育を守ることに繋がります。

やまぐち歯科こども歯科は、札幌市豊平区月寒の地で、
「ダブル認定医」による専門性の高い診断と、「三児の親」としての温かい寄り添いを両立しています。

「うちの子、もしかして口呼吸かも?」
「札幌でMFTに詳しい歯医者さんを探している」
そんな保護者の方は、ぜひ一度、お気軽に無料相談をご利用ください。

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この記事の著者

山口 治奈 先生

やまぐち歯科こども歯科 小児歯科・矯正歯科担当。
歯学博士・日本矯正歯科学会認定医・北海道矯正歯科学会理事。三児の母。
MFT(口腔筋機能療法)を重視し、歯並びの根本原因からの改善、そして「お口育て」を通じたお子さまの健やかな発育をサポートしている。(→ 治奈先生の診療哲学

この記事の監修

歯科医師 山口 優 先生

やまぐち歯科こども歯科 歯科医師・歯学博士・日本矯正歯科学会認定医。三児の父。
矯正診断および、予防歯科の観点から、口呼吸がむし歯や歯周病に与えるリスクについても警鐘を鳴らしている。

参考文献・関連リンク:
日本口腔筋機能療法学会
厚生労働省 e-ヘルスネット「口呼吸」
日本歯科医師会「歯とお口の機能」




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