【札幌】子どもの指しゃぶり・お口ぽかんは要注意!歯並びへの影響とMFT(口腔筋機能療法)
【札幌 豊平区】指しゃぶり・口呼吸・舌癖で歯並びが悪くなる?原因とMFT(口腔筋機能療法)
「子どもの前歯が出てきた気がする」「いつも口がポカンと開いている」「飲み込む時に舌が出る」
これらのお子さまの“何気ない癖”は、実は歯並びや顎の成長に大きな悪影響を与える「口腔習癖(こうくうしゅうへき)」のサインかもしれません。
歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。成長期における舌や唇の筋肉の使い方が、将来の歯並びを大きく左右します。この記事では、札幌市豊平区月寒のやまぐち歯科こども歯科が、指しゃぶり・口呼吸・舌癖が歯並びに与える影響と、それを根本から改善するMFT(口腔筋機能療法)について詳しく解説します。
1. なぜ“癖”が歯並びに影響するのか?
結論から言うと、歯は「持続的な弱い力」によって簡単に動いてしまう性質を持っているからです。日常的な「癖」による力は、実は矯正装置の力よりも強く、長時間作用するため、歯並びや顎の骨格に大きな影響を与えます。
知っていますか?
矯正治療で歯を動かす力はわずか30〜50g程度です。
しかし、指しゃぶりや舌が歯を押す力は500g以上にもなると言われています。この強い力が毎日かかり続けると、成長過程にあるお子さまの柔らかい顎の骨は簡単に変形し、歯は悪い位置へと動いてしまうのです。
つまり、悪い口腔習癖は「24時間作用し続ける天然の矯正装置(悪い方向への)」と言えます。早期に癖に気づき、改善に取り組むことが、将来の抜歯や大掛かりな矯正治療を防ぐ鍵となります。
2. 【3大口腔習癖】歯並びへの影響を徹底解説
特に歯並びへの影響が大きい「指しゃぶり」「口呼吸」「舌癖」について、そのメカニズムとリスクを解説します。
① 指しゃぶり(吸指癖)
3歳頃までは自然な行為ですが、4〜5歳を過ぎても続いている場合は要注意です。指を吸う力で上の前歯は前方に、下の前歯は内側に傾き、「出っ歯」や「開咬(前歯が噛み合わない)」の原因となります。また、指の圧力で上顎のアーチが狭くなることもあります。
② 口呼吸
鼻炎や癖で口が常に開いていると、唇が歯を押さえる力が弱まり、前歯が前に出やすくなります(出っ歯)。また、口呼吸の時は舌の位置が下がる「低位舌」になりやすく、上顎の成長不足を招き、ガタガタの歯並びの原因にもなります。
③ 舌癖(舌突出癖など)
飲み込む時に舌で前歯を押したり、上下の歯の間に舌を挟んだりする癖です。舌は非常に強い筋肉の塊です。その力が毎日何百回とかかることで、出っ歯や開咬、すきっ歯を引き起こします。サ行・タ行の滑舌が悪くなる原因にもなります。
3. 習癖が引き起こす代表的な不正咬合
これらの習癖が長期化すると、以下のような特定の歯並びの乱れ(不正咬合)に繋がりやすくなります。札幌の当院でも、これらが原因で矯正相談に来られるケースが非常に多いです。
- 上顎前突(出っ歯): 指しゃぶりや舌癖、口呼吸による唇の閉鎖不全が原因。
- 開咬(オープンバイト): 奥歯で噛んでも前歯が開いてしまう状態。指しゃぶりや舌突出癖が主因。
- 叢生(ガタガタ): 低位舌による上顎の成長不足でスペースが足りなくなり、歯が重なって生える。
- 反対咬合(受け口): 舌の位置が低いことで下顎を前方に押し出し、受け口を助長することがある。
あわせて読みたい:子供の矯正はいつから?開始時期の目安と治療法(札幌 月寒)
4. 改善の鍵「MFT(口腔筋機能療法)」とは?
これらの癖は「やめなさい!」と注意しても、無意識の筋肉の動きであるため、なかなか治りません。そこで有効なのがMFT(口腔筋機能療法)です。
MFTとは、舌・唇・頬などお口周りの筋肉を正しく使えるように再教育する「お口のトレーニング」です。矯正装置で歯を動かすだけでなく、MFTで筋肉の環境を整えることで、矯正後の「後戻り」を防止し、長期的に安定した歯並びを獲得できます。
当院で行うMFTトレーニングの例
- スポットポジション練習: 舌の正しい定位置(上の前歯の少し後ろ)を覚える基本のトレーニング。
- ポッピング: 舌全体を上顎に吸い付けて「ポン!」と音を鳴らし、舌を持ち上げる筋力を鍛えます。
- リップトレーニング: ボタンを唇で挟んで引っ張るなどして口輪筋を鍛え、口呼吸を改善します。
- 嚥下(えんげ)訓練: 食べ物や唾液を飲み込むときに、舌で歯を押さない正しい飲み込み方を習得します。
当院では、お子さまの年齢や性格に合わせて、ゲーム感覚で楽しく続けられるプログラムをご提案しています。
5. 札幌で多い相談・自宅でできる観察ポイント
【札幌・豊平区(月寒・西岡・福住)で多いご相談】
指しゃぶり・口呼吸・舌癖があるお子さまは、「前歯が閉じない」「いつも口が開いている(お口ポカン)」「いびきをかく」「クチャクチャ食べる」などのサインが重なりやすい傾向があります。
ご家庭では、以下のポイントを1週間ほど観察してみてください。
- テレビを見ている時、口が少し開いていませんか?
- 飲み込む時、口元にギュッと力が入ったり、顎に「梅干しシワ」ができませんか?
- 安静時、舌の先はどこにありますか?(正解は上顎のスポット。歯に触れていたら要注意)
- 寝ている時、いびきをかいたり口呼吸になっていませんか?
これらに当てはまる点があれば、今は歯並びが悪くなくても、将来的に影響が出る可能性があります。矯正治療が必要かどうかも含め、一度早めの評価を受けることをお勧めします。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 指しゃぶりは何歳まで様子見していいですか?
一般的に3歳頃までは自然に減るのを待ちますが、4歳を過ぎても続く場合は歯並び(開咬や出っ歯)や顎の骨格への影響が出始めます。5歳を超えて続くようであれば、自然治癒は難しいため、歯科医院での指導やMFTの検討をお勧めします。
Q2. 口呼吸は矯正装置だけで治りますか?
装置で歯並びを広げることで鼻呼吸しやすくなる環境は作れますが、長年の「口を開ける癖」や「口周りの筋力不足」は装置だけでは治りません。そのため、当院ではMFT(筋機能トレーニング)を併用し、根本的な呼吸習慣の改善を目指します。鼻炎がある場合は耳鼻科との連携も提案します。
Q3. MFT(トレーニング)はどのくらいで効果が出ますか?
個人差はありますが、毎日ご自宅でトレーニングを継続していただいた場合、早い方で3ヶ月〜半年程度で舌の位置や飲み込み方に変化が見え始めます。無意識の状態でも正しい機能が維持できるようになるには、1年以上の継続が理想的です。
Q4. 舌癖(ぜつへき)があるかどうかの見分け方は?
普段テレビを見ている時に口がポカンと開いている、飲み込む時に顎に梅干しのようなシワができる、サ行・タ行の発音が不明瞭(舌足らず)、といった様子が見られる場合、舌癖(低位舌や舌突出癖)がある可能性が高いです。
Q5. MFTや小児矯正に保険は適用されますか?
歯並びの改善を目的とした小児矯正やMFTは、基本的には「自費診療(保険適用外)」となります。ただし、外科手術を伴う顎変形症や、厚生労働大臣が定める特定の先天性疾患に付随する治療の場合は保険が適用されることがあります。
7. まとめ:癖への気づきが、子どもの未来を守る
お子さまの何気ない癖は、歯並びや顎の成長に関する重要な「SOSサイン」です。そのサインを見逃さず、早い段階で適切な対応(MFTや小児矯正)を始めることが、将来の抜歯や外科手術を伴う大掛かりな矯正治療を回避する鍵となります。
当院では、『癖の評価 → MFT(筋機能療法) → 必要なら小児矯正』を一連の流れとして設計し、見た目だけでなく「呼吸」や「飲み込み」といった機能面からも、後戻りしにくい健康な歯並びを目指します。
お子さまの歯並び・癖のご相談は無料です
「うちの子、口呼吸かも?」「指しゃぶりがやめられない」など、少しでも気になることがあれば、まずは無料相談をご利用ください。
札幌・月寒の地域に根ざした歯科医院として、無理な治療の勧誘はせず、お子さま一人ひとりに最適なタイミングと方法をご提案します。
関連コラム・参考サイト


