コラム|月寒中央駅で歯科をお探しの方はやまぐち歯科こども歯科まで

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北海道札幌市豊平区月寒中央通7丁目6-20
JA月寒中央ビル5階

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コラムcolumn

【札幌の歯科医監修】お口ぽかん(口唇閉鎖不全)の危険性とMFTでの治し方





【札幌の歯科医監修】お口ぽかん(口唇閉鎖不全)の危険性とMFTでの治し方












【札幌の歯科医監修】
お口ぽかん(口唇閉鎖不全)の危険性とMFTでの治し方

この記事の要点まとめ:
・「お口ぽかん(口唇閉鎖不全)」は、札幌のお子さまの歯並び・顎の成長・健康に悪影響を及ぼすサインです。
・原因は「鼻炎」や「指しゃぶり」のほか、「低位舌(舌の位置が低い)」という筋力不足が大きく関わっています。
・当院では、お口の筋トレ「MFT(口腔筋機能療法)」で根本原因を改善し、健やかな成長をサポートします。
・札幌市豊平区月寒の「ダブル認定医」が、矯正治療とMFTを連携させて治療を行います。

「気がつくと、子どもがいつも口を開けている…」
「寝ているときも口がぽかんと…」

このようなご相談が、札幌市豊平区の当院でも近年とても増えています。お子さまがリラックスしている時や何かに集中している時、お口がポカンと開いている状態、通称**「お口ぽかん」**。

これは、医学的には「口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)」と呼ばれる状態で、単なる「癖」や「だらしない」といった問題ではありません。むしろ、お子さまの歯並びや顎の発達、さらには全身の健康にまで深刻な影響を与える可能性がある、重要なサインなのです。

この記事では、やまぐち歯科こども歯科が、なぜ「お口ぽかん」が危険なのか、その原因と放置するリスク、そして当院が力を入れている改善方法**「MFT(口腔筋機能療法)」**について、札幌のダブル認定医の視点からわかりやすく解説します。

札幌市豊平区 月寒 やまぐち歯科こども歯科 お口ぽかん MFT治療 監修:山口治奈

この記事の著者・監修者:山口 治奈(やまぐち はるな)

やまぐち歯科こども歯科 歯科医師 / 日本矯正歯科学会認定医 / 歯学博士
この記事は、矯正担当医であり三児の母でもある山口治奈が執筆・監修しています。当院は山口優(日本矯正歯科学会認定医)と連携する札幌でも数少ない「ダブル認定医」体制です。専門家として、また親としての両方の視点から、札幌の保護者さまの疑問にお答えします。

うちの子は大丈夫?「お口ぽかん」セルフチェックリスト

お口ぽかん(口唇閉鎖不全)とは、リラックスしている時に、上下の唇が閉じずに常に開いている状態を指します。唇を閉じようとすると、あご(オトガイ部)に梅干しのようなシワができるのも特徴です。

特に成長期のお子さまに多く見られ、以下のような様子がサインとなります。札幌にお住まいのお子さまに当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

お口ぽかんのチェックリスト
  • テレビやゲームに集中している時、口がポカンと開いている。
  • 寝ている時に口が開いていて、いびきをかくことがある。
  • 食事中にクチャクチャと音を立てて食べる。
  • 風邪でもないのに、よく鼻が詰まっている(またはアレルギー性鼻炎持ち)。
  • 唇がいつもカサカサに乾いている。
  • 上の前歯が乾いている、または着色しやすい。
  • 猫背など、姿勢が悪い。
  • 滑舌がはっきりせず、特に「サ行」「タ行」が言いにくそう。

もし3つ以上当てはまるようなら、口唇閉鎖不全の傾向があり、MFT(口腔筋機能療法)の検討をお勧めします。


なぜ口が開いてしまう? 舌の位置と口呼吸の悪循環

お子さまの口が自然に閉じられないのには、必ず理由があります。主な原因は、**「鼻呼吸」がうまくできず「口呼吸」が習慣化**していること、そしてそれを支える**「お口周りの筋肉(特に舌と唇)が弱い」**ことです。

原因1:鼻炎やアレルギーによる「鼻づまり」

まずは、物理的な原因です。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)、アデノイド(鼻の奥にあるリンパ組織)の肥大などで物理的に鼻が詰まっていると、息苦しいために口で呼吸するしかありません。これが長期間続くと、鼻が通るようになっても口呼吸の癖だけが残ってしまいます。

原因2:お口周りの筋力不足と「低位舌(ていいぜつ)」

これが歯科として非常に重要なポイントです。

本来、私たちの舌は、リラックスしている時、舌先が上の前歯の少し後ろ(スポット)に触れ、舌全体が上あごにピッタリと吸い付いているのが正しい位置です。この舌が上あごを内側から支える力と、唇や頬が外側から押さえる力のバランスによって、歯並びや顎は正しく成長します。

しかし、何らかの理由で口呼吸になると、舌は空気の通り道を作るために下にだらんと下がってしまいます。この状態を「低位舌(ていいぜつ)」と呼びます。低位舌になると、以下のような悪循環が始まります。

お口ぽかん・低位舌の悪循環
  1. 口呼吸で舌が下がる(低位舌)
  2. 舌で上あごを押す力がかからず、上あごが狭く成長する(歯並びが悪くなる)
  3. 口を閉じる筋肉(口輪筋)も使われないため、どんどん弱くなる
  4. 筋力不足で、さらに口が閉じにくくなり、口呼吸が定着する

原因3:幼少期の癖(指しゃぶり・おしゃぶり)

指しゃぶりやおしゃぶりを長期間(目安として4~5歳以降も)続けていると、前歯が押し出されたり、舌を前に出す癖(舌突出癖)がついたりして、口が閉じにくくなることがあります。(→ 指しゃぶりへの考え方についてはこちら


放置すると危険!「お口ぽかん」が招く深刻なリスク

「口が開いているだけ」と軽く考えて放置していると、お子さまの成長に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

リスク1:歯並びの悪化(不正咬合)

最も大きなリスクの一つです。低位舌により上あごが狭くなると、歯が並ぶスペースが不足しガタガタ(叢生)になります。また、舌が下の前歯を押すことで受け口(反対咬合)になったり、前歯が押し出されて出っ歯(上顎前突)になったり、奥歯で噛んでも前歯が閉じない開咬(かいこう)になったりします。

リスク2:顎の不調和な発育(アデノイド顔貌)

上あごが十分に成長しない一方で、下あごが過剰に成長したり、歪んだりするなど、顔全体の骨格バランスが崩れる原因となります。結果として、「アデノイド顔貌」と呼ばれる、下あごが後退し、顔が縦に間延びしたような特徴的な顔つきになるリスクが高まります。

リスク3:むし歯・歯周病・口臭のリスク増加

口呼吸で口の中が乾燥すると、唾液による自浄作用や殺菌作用、再石灰化作用が低下します。これにより、細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯ぐきの炎症(歯肉炎)、口臭が発生しやすくなります。(→ エナメル質ケアと唾液の重要性

リスク4:免疫力の低下(風邪・アレルギー)

鼻は、吸い込んだ空気を加湿・加温し、ウイルスや細菌をブロックする「高機能フィルター」です。一方で、口呼吸では、冷たく乾いた空気が病原体と共に直接喉に届きます。そのため、扁桃が腫れやすくなったり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、アレルギー症状が悪化したりする可能性があります。

リスク5:発音・滑舌の問題

舌が常に低い位置にあると、舌先のコントロールがうまくできず、「サ行」「タ行」「ラ行」などが不明瞭になる(舌足らずな話し方)発音障害の原因となることがあります。

リスク6:全身への影響(姿勢・睡眠・集中力)

口呼吸を楽にするために頭を前に出す姿勢(猫背)になりやすくなります。さらに、睡眠中に口呼吸になると、いびきや睡眠の質の低下を招き、日中の集中力不足や学習能力の低下につながる可能性も指摘されています。


改善の鍵! MFT(口腔筋機能療法)とは?

これらの悪影響を防ぐため、歯科医院では**MFT(口腔筋機能療法)**という専門的なトレーニングを行います。MFTは「Myofunctional Therapy」の略で、薬や装置だけ(※装置を併用する場合もあります)に頼るのではなく、**舌・唇・頬など、お口周りの筋肉のバランスを整え、正しく機能するように再教育する**治療法です。

MFTの4つのゴール

MFTの最終的な目標は、以下の4つを無意識レベルでできるようになることです。

MFTで目指す4つの正しい状態
  1. 安静時の舌の位置: 舌先がスポット(上あごの前歯の少し後ろ)にあり、舌全体が上あごに吸い付いている。
  2. 呼吸法: 唇を閉じ、常に「鼻呼吸」ができている。
  3. 食事中の動き: 唇を閉じて、奥歯でしっかり噛み、舌を使って食べ物をまとめる。
  4. 飲み込み(嚥下): 飲み込む瞬間に、舌先がスポットにしっかりつき、歯と歯の間に舌が出てこない。

当院で行っているMFT内容の例

当院では、矯正認定医である治奈先生の指導のもと、お子さまの年齢や理解度、お口の状態に合わせて、遊びの要素を取り入れながら、以下のようなトレーニングを段階的に行います。

  • スポットポジションの練習: 舌先を置くべき「スポット」の位置を覚え、そこに正しくタッチする練習。
  • ポッピング: 舌全体を上あごに吸い付けて「ポン!」と音を鳴らし、舌を持ち上げる筋肉を鍛えます。
  • リップトレーニング: ボタンや専用の器具(リップトレーナー)を使い、口を閉じる力(口輪筋)を鍛えます。
  • ガムトレーニング: ガムを正しく噛み、舌で丸め、スポットに押し付けてから飲み込む練習(正しい嚥下訓練)。
  • ストローを使ったトレーニング: 細いストローで水を吸うなど、舌や唇の筋肉を協調させる練習。

これらはほんの一例です。大切なのは、歯科医院での指導と、ご家庭での毎日の継続的な練習です。私たちスタッフと保護者の方がチームとなり、お子さまの「できた!」を応援していきます。

参考:日本口腔筋機能療法学会


札幌・当院でのMFTサポートと費用について

MFTは、お子さまの将来の歯並びや健康を守るための非常に重要な「お口育て」の一環です。

札幌・月寒の環境とMFTの重要性

札幌にお住まいのお子さまは、冬の「乾燥」と「寒暖差による鼻炎」で口呼吸になりやすい環境にあります。だからこそ、お口を閉じる筋力を鍛え、正しい舌の位置を覚えるMFTの重要性が高まっています。早期にMFTで「鼻呼吸」を習慣化することは、札幌の冬を健康に乗り切るためにも役立ちます。

MFTは何歳から始められる?

一般的には、お子さまが大人の話を理解し、簡単な指示に従えるようになる4~7歳ごろからスタートするのが理想的とされています。もちろん、年齢が低いほど癖は治しやすく、顎の成長への良い影響も期待できます。

ただし、「もう遅いかも…」と諦める必要はありません。10歳以上でも、ご本人のやる気があればMFTの効果は十分に期待できます。「気づいたときが始めどき」です。まずはお気軽にご相談ください。

費用について

MFTの費用は、治療の目的や矯正治療との組み合わせによって異なります。

MFT・小児矯正 料金目安

  • MFT治療用マウスピース(例:プレオルソなど):55,000円(税込)
    ※お口の機能を改善するための既製マウスピース装置を使用する場合の費用です。
  • 小児矯正(I期治療)とMFTを併用する場合:330,000円(税込)
    ※歯並びや顎の成長を誘導する矯正装置とMFTを組み合わせて、根本的な改善を目指すプランです。

当院では、お支払いのご負担を軽減するため、金利・手数料無料の院内分割払いや、スマートフォンから簡単にお申し込みいただけるデンタルローン(最大120回分割)もご用意しております。
→ 費用・お支払い方法について詳しくはこちら


お口ぽかんに関する Q&A(全5問)

札幌の保護者の方からよくいただくご質問にお答えします。

お口ぽかんは、成長すれば自然に治りますか?

A. 残念ながら、**自然に治るケースは稀**です。口呼吸や低位舌が一度「癖」として定着してしまうと、お口周りの筋肉のバランスが崩れたまま成長してしまうため、意識的なトレーニング(MFT)や原因(鼻炎など)の除去を行わない限り、改善は難しいことが多いです。むしろ、放置すると歯並びの悪化などが進んでしまう可能性があります。

MFTは家でどのくらい練習すればいいですか? 大変ですか?

A. トレーニングの内容にもよりますが、1日数分~10分程度の簡単な練習を、毎日コツコツと続けていただくことが理想です。当院では、お子さまが飽きずに「遊び感覚」で続けられるようなメニューを組み、保護者の方の負担が大きくならないようサポートします。仕上げ磨きと同様に、親子のコミュニケーションの時間として楽しんでいただくのが成功の秘訣です。

鼻炎がひどくて、どうしても鼻呼吸ができません。MFTは無駄ですか?

A. いいえ、無駄ではありません。アレルギー性鼻炎などで鼻の通りが悪い場合は、まず**耳鼻咽喉科を受診し、鼻の治療を優先・並行して行う**ことが非常に重要です。その上でMFTを行い、「鼻で呼吸する」意識づけや、お口を閉じる筋力を鍛えておくことで、鼻の症状が改善した際にスムーズに鼻呼吸へ移行できるようになります。当院では、札幌市内の耳鼻咽喉科との連携も行います。

MFTだけで歯並びは治りますか?

A. MFTによってお口周りの筋肉のバランスが整うことで、軽度の歯並びの乱れであれば自然に改善するケースもあります。しかし、すでに歯並びが大きく崩れていたり、骨格的なズレが大きかったりする場合は、MFTだけでは歯並びを完全に治すことは難しく、小児矯正の装置を併用する必要があります。MFTは、あくまで「歯並びを悪化させる根本原因を取り除く」治療であり、矯正治療の効果を高め、後戻りを防ぐためにも重要です。

MFTはどのくらいで効果が出ますか?

A. 効果の実感には個人差がありますが、MFTは筋肉の「癖」を治すトレーニングのため、数ヶ月単位での継続が必要です。一般的に、週数回の指導と毎日のご家庭での練習(5分〜10分)を続けることで、2〜3ヶ月頃から舌の位置や唇を閉じる力に変化が見え始めます。大切なのは習慣化することです。


まとめ:お口ぽかんは成長のSOSサイン。札幌・月寒の当院へ早めにご相談を

お子さまの「お口ぽかん」は、単なる見た目の癖ではなく、「うまく鼻で呼吸できていない」「お口の筋肉が弱っている」という、お子さまからの**成長のSOSサイン**です。放置してしまうと、歯並び、お顔つき、むし歯リスク、さらには全身の健康にまで大きな影響を与えかねません。

しかし、成長期である今だからこそ、MFT(口腔筋機能療法)などの適切なトレーニングによって、正しいお口の使い方を再教育し、健やかな発育の軌道に戻してあげることが可能です。

「口を閉じなさい!」と叱る前に、なぜ口が開いてしまうのか、その原因を一緒に探ってみませんか?

執筆・監修:やまぐち歯科こども歯科(札幌市豊平区 月寒中央)
日本矯正歯科学会認定医である山口治奈(著者)・山口優(監修者)が、CT・セファロを用いた科学的根拠に基づく診断と、お子さまの成長段階に合わせた最適なMFT・矯正治療を連携して行います。
札幌市豊平区・月寒で「お口ぽかん」が気になる方は、ぜひ当院の無料相談をご利用ください。

やまぐち歯科こども歯科では、矯正認定医であり三児の母でもある治奈先生が、お子さまと保護者の方の気持ちに寄り添い、お口の機能から育てるトータルサポートを行っています。

「うちの子、もしかして…?」と少しでも気になったら、
それは大切な「気づき」のチャンスです。どんな小さなことでも、お気軽に無料相談をご利用ください。

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参考文献・関連リンク:
日本口腔筋機能療法学会
日本矯正歯科学会
日本歯科医師会



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