札幌市豊平区(月寒・福住エリア)のやまぐち歯科こども歯科による解説コラムです。
お口ぽかん・口呼吸とMFT
子どもの歯並び・舌の位置を整える口腔筋機能療法
最終更新日:2026年9月8日
「テレビを見ているとき、口がぽかんと開いている…」
「寝ているときも口呼吸をしている」
「テレビを見ているときに口がぽかんと開いている」「寝ているときに口が開いている」「食べこぼしやクチャクチャ食べが気になる」——このような様子は、単なる癖ではなく、お口まわりの筋肉や舌の位置、呼吸の仕方が関係していることがあります。
お口が開いた状態が続く背景には、鼻づまり、口呼吸、低位舌(舌の位置が低い状態)、唇を閉じる力の弱さ、飲み込み方の癖などが関係することがあります。これらは、歯並びや顎の成長、発音、食べ方、むし歯・歯肉炎のリスクにも影響する場合があります。
MFT(口腔筋機能療法)は、舌・唇・頬などのお口まわりの筋肉の使い方を整え、正しい舌の位置、鼻呼吸、飲み込み方、唇を閉じる力を身につけるためのトレーニングです。
この記事では、札幌市豊平区・月寒中央駅直結のやまぐち歯科こども歯科が、お口ぽかんの原因、放置した場合の影響、MFTの具体的な内容、小児矯正との関係、保険適用の考え方から費用の目安まで解説します。
この記事の著者・監修:山口 治奈
やまぐち歯科こども歯科 歯科医師 / 日本矯正歯科学会認定医 / 歯学博士
三児の母としての視点も大切にしながら、歯並びの見た目だけでなく、呼吸や舌の癖など「お口の正しい機能」を育てる小児矯正・MFTに取り組んでいます。
1. お口ぽかんとは?口唇閉鎖不全の意味
リラックスしている時やテレビを見ている時などに、無意識のうちに唇が開いてしまっている状態を通称「お口ぽかん」と呼びます。歯科医学的には口唇閉鎖不全、いわゆるお口ぽかんと呼ばれる状態です。
口を閉じようと意識させると、あごの先(オトガイ部)に梅干しのようなシワができるのも特徴です。これは、唇を閉じる筋肉(口輪筋)の力が弱いため、あごの筋肉(オトガイ筋)を無理に使って閉じようとしているサインです。「だらしないから口を閉じなさい」と注意してもすぐ開いてしまう場合、筋力や呼吸器系の問題が隠れていることがあります。
2. うちの子は大丈夫?お口の機能セルフチェックリスト
日常生活の中で、お子さまに以下のような様子が見られないか確認してみましょう。
🔍 お口の機能チェックリスト
- テレビやゲーム、読書に集中している時、口がぽかんと開いている
- 寝ている時に口が開いており、いびきや寝息の荒さが気になる
- 食事中にクチャクチャと音を立てて食べる、または食べこぼしが多い
- 唇が乾燥してカサカサになりやすく、リップクリームが手放せない
- 上の前歯の先端が乾燥していたり、着色がつきやすい
- 「サ行」「タ行」「ラ行」などの発音が不明瞭で、舌足らずに聞こえる
- 座っている時に背中が丸まり、頭が前に出る猫背になりやすい
- 風邪でもないのに鼻が詰まりやすく、鼻呼吸が苦しそうに見える
※3つ以上当てはまる場合、お口まわりの筋肉のバランス低下や、口呼吸の習慣化が疑われます。
3. お口の機能をどう調べる?口唇圧・舌圧の検査
お口ぽかんや低位舌の状態を確認する際は、見た目だけで判断するのではなく、唇を閉じる力や舌の力、飲み込み方、呼吸のしやすさなどを総合的に確認します。
口唇圧とは、唇を閉じる力のことです。唇を閉じる力が弱いと、安静時に口が開きやすくなり、口呼吸が習慣化しやすくなります。
舌圧とは、舌を上あごに押しつける力のことです。舌圧が弱い場合、舌が下がりやすく、低位舌や飲み込み方の癖につながることがあります。
口唇圧計・舌圧計による客観的な数値測定
当院では、お子さまの年齢や協力度に応じて、視診や問診に加えて専用の測定機器を用いた機能評価を行っています。
- 口唇圧計(りっぷるくん等): 前歯と唇の間にセンサーを挟んで引っ張り、口唇閉鎖力を数値化します。
- JMS舌圧測定器: バルーン状のプローブを舌と口蓋で押し潰し、最大舌圧を測定します。
数値を可視化することで、お子さま自身も目標を持ちやすく、トレーニングの成果を実感しながら前向きに取り組むことができます。
4. お口ぽかんの主な原因(鼻づまり・筋力不足・幼少期の癖)
お子さまの口が自然に閉じられない背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。
① 鼻炎やアレルギーによる物理的な「鼻づまり」
アレルギー性鼻炎、花粉症、肥厚性鼻炎、アデノイド(咽頭扁桃)や口蓋扁桃の肥大などがあると、鼻の空気の通り道が狭くなり、鼻呼吸だけでは十分な酸素を取り込めません。その結果、呼吸を維持するために無意識に口呼吸を選択せざるを得なくなります。
② お口まわりの筋力低下(口輪筋・舌筋)
やわらかい食べ物を好む食習慣や、前歯でしっかり噛みちぎる経験の不足などにより、唇を閉じる筋肉(口輪筋)や舌の筋肉が十分に発達していないケースです。筋力が足りないため、安静時に唇を閉じた状態を保持できません。
③ 幼少期の癖の長期化(指しゃぶり・舌突出癖)
4〜5歳を過ぎても指しゃぶりやおしゃぶり、爪噛み、唇を噛む癖が続いていると、前歯が前方に押し出されたり、上下の前歯の間に隙間ができたりします。その隙間に舌を挟み込む癖(舌突出癖)が定着すると、物理的に唇が閉じにくくなります。
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5. 低位舌とは?正しい舌の位置(スポット)と悪循環
お口ぽかんを理解するうえで、最も重要となるのが「舌の位置」です。
本来の正しい舌の位置(スポットポジション)
安静時、正しい舌の位置は「舌の先が上の前歯のすぐ後ろにある膨らみ(スポット)に触れ、舌全体が上あごの天井(口蓋)に吸い付いている状態」です。この状態であれば、唇は自然に閉じ、無理なく鼻呼吸が行われます。
舌が下がる「低位舌(ていいぜつ)」の悪循環
口呼吸になると、空気の通り道を確保するために舌が下あごの底へと下がってしまいます。これを「低位舌」と呼びます。舌が上あごから離れると、以下のような悪循環が生まれます。
- 上あごの内側から舌が広げる圧力がかからなくなり、上あごの幅が狭く成長する
- 狭くなった上あごでは永久歯が並ぶスペースが不足し、乱杭歯(叢生)の原因になる
- 口が開きっぱなしになることで口輪筋がさらに衰え、お口ぽかんが定着する
6. 口呼吸が子どもの歯並び・顎の成長に与える影響
「口が開いているだけ」と放置してしまうと、成長期のお子さまの身体やお口に様々な影響を及ぼす可能性があります。
① 歯並びと骨格への影響(不正咬合・アデノイド顔貌)
舌の位置異常と口呼吸が続くと、出っ歯(上顎前突)、受け口(反対咬合)、前歯が噛み合わない開咬(かいこう)などの原因になります。また、下あごの成長方向が下方に偏ることで、顔全体が縦に間延びしたような骨格的特徴(アデノイド顔貌)につながることがあります。
② むし歯・歯肉炎・口臭リスクの増加
お口の中が常に乾燥するため、唾液による自浄作用や再石灰化作用、抗菌作用が十分に働きません。プラークが歯面にこびりつきやすくなり、むし歯や歯ぐきの腫れ、口臭が発生しやすくなります。
③ 感染症リスクと全身の姿勢への影響
鼻呼吸と異なり、冷たく乾燥した外気やウイルスが直接のどに届くため、扁桃炎や風邪をひきやすくなります。また、気道を確保しようとして頭を前に突き出す姿勢(猫背)になりやすい傾向があります。
7. 口腔機能発達不全症とMFTの関係
お口ぽかん、口呼吸、食べこぼし、発音の不明瞭さ、舌の位置の異常などは、口腔機能発達不全症と関連して見られることがあります。
口腔機能発達不全症とは、食べる・話す・呼吸する・飲み込むといったお口の機能が、年齢相応に十分発達していない、または正しく獲得できていない状態を指します。
MFTは、こうしたお口の機能を確認し、舌・唇・頬などの筋肉の使い方を整えるためのトレーニングです。ただし、すべてのお子さまに同じ内容を行うわけではなく、年齢、理解度、鼻呼吸のしやすさ、歯並び、顎の成長状態に応じて内容を調整します。
8. MFT(口腔筋機能療法)とは?目的と基本的な考え方
MFT(Myofunctional Therapy:口腔筋機能療法)とは、舌、唇、頬、咀嚼筋などのお口まわりの筋肉のバランスを整え、正しく機能させるためのリハビリテーション・トレーニングです。
歯は、内側からの「舌の力」と、外側からの「唇や頬の力」が釣り合う位置に並びます。MFTは、歯並びや噛み合わせに影響することがある筋肉のアンバランスに対してアプローチし、お子さま本来の健やかな発育をサポートすることを目的としています。
9. MFTで目指す4つのゴール(安静位・呼吸・咀嚼・嚥下)
MFTでは、以下の4つの機能を無意識に正しく行える状態を目指します。
| 目指すゴール |
具体的な状態 |
| ① 安静時の舌位 |
意識していない時でも、舌先がスポットにあり、舌全体が上あごに軽く吸い付いている状態。 |
| ② 正しい鼻呼吸 |
唇が自然に閉じ、日中も就寝中も無理なく鼻で呼吸が行われている状態。 |
| ③ 正しい咀嚼 |
唇を閉じ、左右の奥歯でバランスよく食べ物をしっかり噛み砕く動き。 |
| ④ 正しい嚥下 |
飲み込む瞬間に舌を歯の間に突き出さず、舌を上あごに押し当てて飲み込める状態。 |
10. 当院やご家庭で行うMFTトレーニングの具体例と保護者の注意点
当院では、お子さまの年齢やお口の状態に合わせて、無理なく続けられるプログラムをご提案しています。ご家庭で実践できる代表的なトレーニングをご紹介します。
① スポットポジションの確認(舌の定位置を覚える)
スティックや指先で上の前歯の少し後ろ(スポット)を触り、その感覚を覚えます。そこに舌の先を丸めずに平らにして軽く吸い付ける練習を行います。
② ポッピング(舌を持ち上げる筋トレ)
舌全体を上あごにピタッと吸い付けたまま口を大きく開け、「ポンッ!」と良い音を鳴らして離します。舌を持ち上げる筋肉(舌挙上筋群)を強化します。
③ リップトレーニング(唇を閉じる筋トレ)
ボタンに紐を通したものを唇と歯の間に挟み、外れないように唇の力で引き合う「ボタン引き」や、専用の器具を用いたトレーニングで口輪筋を鍛えます。
④ ガムトレーニング(正しい噛み方・飲み込み方)
噛んだガムを舌の上で丸め、上あごのスポットに押し広げた状態でつばを飲み込む練習を行います。奥歯で噛み、舌を使って飲み込む協調運動を養います。
保護者の方が家庭で気をつけたいポイント
- 「口を閉じなさい!」と叱るより、なぜ開いてしまうのか原因を一緒に確認する
- 鼻づまりがある場合は、耳鼻咽喉科で鼻呼吸のしやすさを確認する
- 食事中は足が床につく姿勢を整え、しっかり前歯で噛みちぎれる環境を作る
- トレーニングは短時間(1日数分〜10分程度)でよいので、毎日楽しく続ける
- できたことを具体的に褒めて、習慣化しやすい雰囲気を作る
11. 年齢別のMFTアプローチ(3〜5歳、6〜12歳、中高生・大人)
MFTは成長段階に合わせて目的やアプローチ方法が異なります。
乳幼児期(3〜5歳):悪い癖の予防と機能の土台づくり
指示を正確に理解して行う本格的な筋トレは難しい時期ですが、指しゃぶりの卒業を促したり、食事の際の姿勢や噛み方のアドバイス、遊びを取り入れたお口の体操を通じて、自然な鼻呼吸への移行を促します。
学童期(6〜12歳):小児矯正と連動した本格的なトレーニング
永久歯の生え変わりや顎の成長誘導(Ⅰ期治療)と並行して行うことで、歯並びや噛み合わせの安定をサポートしやすい時期です。大人の話を理解して自発的に練習できるようになるため、MFTを行うのに適したタイミングです。
中高生・成人期:後戻り防止と呼吸・機能の改善
骨格の成長は完了していますが、大人の矯正治療後の「後戻り防止」や、口呼吸の改善、滑舌の向上を目的としてMFTを行うことが可能です。
12. 小児矯正とMFTの関係(相乗効果・後戻り防止・難しいケース)
小児矯正とMFTは、いわば「車の両輪」のような関係です。どちらか一方だけでは十分な結果が得られないことがあります。
形態(歯並び)と機能(筋肉の動き)の相互作用
矯正装置を使って歯並びや顎の幅を広げても、舌で前歯を押す癖や口呼吸が残っていれば、装置を外した後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすくなります。
MFTでお口まわりの筋肉を整えておくことで、矯正装置による歯の移動がスムーズになり、治療終了後も長期にわたって安定した噛み合わせを保つ助けとなります。
MFTだけでは改善が難しいケース
MFTはお口の機能を整えるために有効な方法ですが、すべての歯並びや骨格的な問題をMFTだけで改善できるわけではありません。骨格的な受け口、重度のガタガタ(叢生)、強い鼻づまり、アデノイド肥大、扁桃肥大などがある場合は、矯正装置による治療や耳鼻咽喉科での処置を併用する必要があります。
【札幌の歯科医監修】5歳から始める小児矯正とは?開始時期の考え方
13. 不正咬合のタイプ別(受け口・出っ歯・開咬・叢生)とMFT
お口の癖は、現れる歯並びの乱れ(不正咬合)のタイプにも密接に関わっています。
① 出っ歯(上顎前突)
下唇を吸い込む癖や、飲み込む際に舌で上の前歯を裏側から押し出す癖が関係していることがあります。唇を閉じる力を高め、舌の突出を防ぐMFTを行います。
② 受け口(反対咬合)
受け口には骨格的な要因や遺伝的な傾向が関係することもありますが、低い位置にある舌が下の前歯を押す癖が関わっているケースもあります。必要に応じて、矯正装置による治療と並行して、舌を持ち上げるトレーニングを行います。
③ 前歯が噛み合わない(開咬:かいこう)
奥歯でしっかり噛んでも前歯の間に隙間が空く状態です。安静時や嚥下時に隙間へ舌を挟み込む癖(舌突出癖)が深く関係していることが多く、必要に応じてMFTによる舌癖の改善を併用します。
④ ガタガタの歯並び(叢生:そうせい)
低位舌により上あごが側方に広がらないと、歯が生えるスペースが足りなくなります。装置で顎の幅を整えるとともに、舌で上あごを支える力を養います。
14. 鼻炎・アデノイド肥大・いびきがある場合の耳鼻科連携
お口ぽかんの背景に「重度の鼻づまり」がある場合、MFTだけで無理にお口を閉じさせようとするのは禁物です。鼻が通っていない状態で口を閉じると、お子さまは息苦しさを感じてしまいます。
当院では、アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大が疑われる場合、まずは近隣の耳鼻咽喉科を受診いただき、鼻の通りを改善する治療を優先、あるいは並行して進めていただくようご案内しています。耳鼻科と歯科が連携し、鼻呼吸ができる環境を整えたうえでMFTを行うことが大切です。
15. 費用について|まずは保険診療での口腔機能管理から確認
当院では、最初から高額な自費矯正を無理にお勧めすることはありません。お子さまのお口ぽかんや食べる・話す機能が気になる場合は、まず保険診療での口腔機能評価・管理から確認できます。
基本のスタート:保険診療での口腔機能評価・管理
18歳未満のお子さまで「食べる・話す・呼吸する」機能の未発達(お口ぽかん、低位舌など)が認められる場合、健康保険を適用した口腔機能評価・指導管理が可能です。
- 口唇圧測定や舌圧測定などの各種機能検査
- 歯科医師・スタッフによるお口の機能評価とブラッシング・食事指導
- ご家庭でできるMFTトレーニングの個別プログラム作成と継続チェック
※健康保険が適用される場合があります。子ども医療費助成の対象や自己負担額は、お住まいの自治体や年齢、受給者証の内容により異なります。
本格的な歯列矯正・専用装置をご希望の場合の費用(自由診療)
筋肉のトレーニングだけでなく、骨格的なズレを整える装置や歯並びを動かす矯正装置を併用する場合は、自由診療(保険適用外)となります。治療内容と費用は事前に丁寧にご説明し、ご納得いただいたうえで進めます。
| 項目 |
費用(税込) |
| 初回の矯正相談 |
無料 |
| 精密検査料 |
5,500円 |
| 診断料 |
22,000円 |
| 小児用マウスピース型装置・習癖改善装置 |
55,000円 |
| 子どもの矯正(Ⅰ期:乳歯〜混合歯列期) |
440,000円 |
| 処置料(調整費) |
5,500円/回 |
※上記は自由診療の料金です。診断後に正式な総額をご提示いたします。
※金利・手数料0円の院内分割払いをご用意しております(クレジットカードの取り扱いはございません)。
自費診療の料金案内|矯正・審美・予防の詳細はこちら
16. よくある質問(FAQ 12選)
お口ぽかんは、成長すれば自然に治りますか?
成長とともに目立ちにくくなる場合もありますが、口呼吸や低位舌、唇を閉じる力の弱さが続いている場合は、自然に改善しにくいことがあります。放置すると歯並びや顎の成長に影響することがあるため、早めの確認をおすすめします。
MFTは何歳から始められますか?
指示を理解して楽しく取り組めるようになる4〜5歳頃から始めるケースが多いです。ただし、指しゃぶりやお口ポカンの初期相談は3歳頃からでも受け付けております。
家庭でのトレーニングは毎日どのくらい練習しますか?
1回数分、1日に数種類を合わせて5〜10分程度が目安です。長時間の練習よりも、毎日少しずつ継続して習慣化することが何よりも大切です。
MFTだけで子どもの歯並びは治りますか?
ごく軽度の乱れや癖による初期段階であれば、筋肉のバランスが整うことで歯並びが改善に向かうケースもあります。しかし、すでに骨格的なズレや大きな叢生がある場合は、矯正装置の併用が必要になります。
口呼吸は本当に歯並びに影響しますか?
はい、影響することがあります。口呼吸になると舌が下がり、上あごを内側から支える力が失われます。また、唇からの押さえる力も働かなくなるため、出っ歯やガタガタの歯並びになりやすくなります。
「低位舌(ていいぜつ)」とは何ですか?
本来上あごの天井(スポット)に吸い付いているべき舌が、下あごの底にだらんと落ちている状態です。上あごの幅が狭くなったり、受け口や開咬の原因になったりします。
アレルギー性鼻炎がある場合でもMFTはできますか?
鼻が完全に詰まっている状態で無理に唇を閉じさせるのは難しいため、まずは耳鼻咽喉科を受診いただき、鼻の通りを良くする治療を優先、または並行して進めることをおすすめしています。
受け口(反対咬合)にもMFTは関係しますか?
受け口には骨格的な要因や遺伝的な傾向が関係することもありますが、低い位置にある舌が下の前歯を押す癖が関わっているケースもあります。必要に応じて、矯正装置による治療と並行して、舌を持ち上げるトレーニングを行います。
出っ歯や開咬(前歯が噛み合わない)にもMFTは必要ですか?
必要となることが多いです。飲み込む際に前歯の間に舌を挟んだり押し出したりする癖(異常嚥下癖)を改善しないと、矯正治療が進みにくかったり、後戻りしやすくなったりします。
発音や滑舌(サ行・タ行)が気になる場合も相談できますか?
はい、ご相談いただけます。舌の筋力不足や動かし方の癖によって発音が不明瞭になっている場合、MFTを通じて舌の正しい動きを身につけることが役立ちます。
小児矯正とMFTは同時に行いますか?
当院では、必要に応じて装置による歯列・顎の誘導と、MFTによる機能訓練を並行して進めます。形態と機能の両方を整えることが長期的な安定につながります。
MFTや相談の費用はいくらですか?
口腔機能発達不全症として評価・管理を行う場合、健康保険が適用されることがあります。子ども医療費助成の対象や窓口負担額は、年齢やお住まいの自治体、受給者証の内容により異なります。本格的な歯列矯正が必要な場合の初回相談は無料で行っており、検査料5,500円、診断料22,000円、習癖改善装置55,000円など、診断後に正式な総額をご提示します。
17. まとめ:お口ぽかんは成長のサイン|札幌市豊平区・月寒でMFTをご検討の方へ
お子さまの「お口ぽかん」は、決してだらしなさや性格のせいではありません。「鼻で呼吸しにくい」「お口まわりの筋肉が育ちきっていない」という、身体からのサインです。
成長期にある今だからこそ、MFTによって正しい筋肉の使い方や舌の位置を身につけることで、歯並びや骨格の健やかな発育をサポートすることができます。
当院は、成長発育を重視した小児矯正・予防矯正を中心に診療を行っており、今は治療が必要ない場合や様子見でよい場合も正直にお伝えしています。「うちの子の口元、大丈夫かな?」と気になった際は、どうぞお気軽に無料相談へお越しください。
お子さまのお口ぽかん・歯並び無料相談
「口が開きっぱなしになる」「発音や食べ方が気になる」など、
お子さまの成長段階に合わせた最適なサポートをご提案します。
無理な治療の押し売りはいたしませんので、安心してお気軽にご相談ください。
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