小児用マウスピース矯正とは?効果・費用・MFTを札幌の歯科医院が解説
【札幌 豊平区 歯科医監修】
小児用マウスピース矯正とは?効果・費用・MFT
(月寒・西岡・福住・美園・南郷)
この記事の要点まとめ:
・札幌市豊平区(月寒・西岡・福住・美園・南郷)でお子さまの歯並びにお悩みの方へ。
・小児用マウスピース矯正(EFライン等)は、「歯並びの悪化を予防」し、「土台を整える」治療です。
・MFT(お口の筋トレ)を併用することで、口呼吸や舌癖などの根本原因を改善します。
・当院では、認定医が成長に合わせた最適なプランをご提案します。
「口がぽかんと開いている癖は治る?」
お子さまの成長期におけるお口の悩みは尽きないものです。特に札幌市豊平区(月寒・西岡・福住・美園・南郷)にお住まいの保護者様からも、当院には多くのご相談が寄せられます。
そんな不安に応えるため、近年注目されているのが小児用マウスピース型矯正装置(機能的矯正装置)を用いた早期治療です。
これは、歯を直接ワイヤーで動かす本格矯正とは異なり、お口の機能(舌・唇・呼吸・嚥下)のバランスを整え、顎の健やかな成長を促すことで、将来の歯並びが悪くなる根本原因にアプローチする方法です。
この記事では、札幌市豊平区月寒のやまぐち歯科こども歯科が、効果・限界・費用から家庭での運用、そして不可欠なMFT(口腔筋機能療法)まで、専門的にわかりやすく解説します。
歯科医師 山口 治奈(やまぐち歯科こども歯科 / 日本矯正歯科学会認定医)
この記事は、矯正担当医であり三児の母でもある山口治奈が執筆・監修しています。当院は山口優(日本矯正歯科学会認定医)と連携する認定医体制です。専門家として、また親としての両方の視点から、札幌の保護者さまの疑問にお答えします。
小児用マウスピース矯正とは?目的と対象年齢
小児用マウスピース矯正(EFラインなど)は、「歯を直接動かす」ことよりも「顎の成長を正しい方向へ導き、お口の機能を整える」ことに重点を置いた、成長期だからこそ可能な予防的なアプローチです。
使用するのは、やわらかいシリコンやエラストマーでできた既製マウスピースです。主に就寝中+日中1〜2時間の装着で、口唇閉鎖・舌位・嚥下・鼻呼吸をトレーニングします。歯を強い力で動かさないため痛みが少ないのが特徴です。
対象年齢:一般に5〜10歳(乳歯と永久歯が混在する混合歯列期)。この時期の介入は、口呼吸や舌癖など“原因”にアプローチでき、永久歯が並ぶ土台づくりにもっとも有効です。
骨:上顎の成長を後押し
舌位が上がると、舌の穏やかな圧が上顎口蓋の幅的成長を促し、歯列弓が広がるため、将来の叢生(ガタガタ)予防に寄与します。
筋:口唇閉鎖・嚥下の再学習
唇と頬・舌の筋の協調が整うと、舌突出嚥下(前歯を押す嚥下)が改善。前歯の開咬や出っ歯の悪化を防ぎます。
気道:鼻呼吸化で姿勢も改善
口呼吸から鼻呼吸へ移行すると、舌が上顎へ戻りやすく、頭位や頸部姿勢のバランスが整い、睡眠の質向上にも良い影響が期待できます。
3つの主な効果|歯並び・口呼吸・舌癖の改善
マウスピース(EFラインなど)+MFTの併用で、次の効果が期待できます。
- 顎の成長発育の促進:舌位の改善により上顎の幅的成長を促し、永久歯のためのスペースを確保しやすくなります。
- 口腔習癖の改善:口呼吸・舌突出癖・指しゃぶり等に対して、正しい機能パターンを再教育します。
- 歯並び悪化の予防:重症化(叢生・上顎前突・開咬等)を防止。将来ワイヤー矯正が必要でも、非抜歯や短期化が見込めます。
適応・非適応と限界|向く子/向かない子
| この治療が向いているお子さま | 慎重な判断が必要なケース |
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治療の鍵「MFT(口腔筋機能療法)」の重要性
マウスピースはあくまで筋肉を正しい方向へ導くための**補助装置**。治療効果の土台となり、後戻りを防ぐのがMFTです。当院では以下の3つの柱でトレーニングを構成します。
1)舌位トレーニング(スポット習得)
舌の先を上顎前方の正しい位置(スポット)に置き、鼻呼吸で10秒キープするなど、舌を持ち上げる筋肉を鍛えます。
2)嚥下再教育
舌で歯を押さずに、食べ物や唾液を飲み込む正しいパターンを繰り返し練習し、定着させます。
3)口唇閉鎖・鼻呼吸の習慣化
唇を閉じる筋肉(口輪筋)を鍛えるトレーニングや、腹式呼吸の練習を通じて、無意識下でも鼻呼吸ができる状態を目指します。
詳しくは MFT(口腔筋機能療法)の総合解説 もご覧ください。
治療の流れと費用について
当院での標準的な治療の流れです。
無料カウンセリング
視診で口腔習癖や姿勢を評価し、治療の必要性や開始時期の目安をご説明します。
精密検査と装置選定
レントゲン(セファロなど)や写真撮影で記録を取り、お子さまに最適な装置(EFラインなど)のサイズとタイプを選定します。
MFT指導+装置使用開始
ご家庭で実践するMFTメニューをご指導し、装置の使用を開始します。
毎月のチェック
月1回の通院で、装着状況やMFTの進捗を確認し、写真で変化を一緒に確認しながらモチベーションを高めます。
- 矯正相談:無料
- 精密検査・診断料:27,500円
- 小児矯正(第1期:マウスピース+MFT指導込):330,000円〜
分割・デンタルローンに対応。お見積りは総額表示でご提示します。費用の目安や月々の支払いは 料金シミュレーター で試算可能です。
成功に導くためのポイントと注意点
成功の5原則
- 就寝+日中1–2hの装着を継続する
- 毎日MFTを親子で楽しく実践する
- 鼻呼吸しやすい環境を整える(アレルギー管理など)
- よく噛んで食べる食習慣を意識する
- 定期的に通院し、歯科医師のチェックを受ける
安全性と副作用について
装置は柔らかい素材でできており、安全性は高いですが、ごく稀に口内炎や違和感が出ることがあります。ほとんどは数日で慣れますが、続く場合は装置の調整も可能です。
また、装着時間が守られないと、計画通りに効果が出ないことがあります。お子さまのモチベーション維持も治療の重要な一部です。
よくある質問(Q&A 10選)
Q1. 痛みはありますか?
A. 歯を強い力で動かす装置ではないため、痛みはほとんどありません。最初の1–2週間は口の中に異物感を感じることがありますが、ほとんどのお子さまはすぐに慣れてしまいます。
Q2. これだけで歯並びは完全に治りますか?
A. 目的は「原因の改善」と「土台づくり」です。これだけで十分な場合もありますが、仕上げに第2期治療(ワイヤー矯正等)を要することもあります。その場合でも、非抜歯での治療や、治療期間の短縮が期待できます。
Q3. 子どもが装置を嫌がったらどうすれば良いですか?
A. 最初はテレビを見ている時など、短時間から慣らしていきましょう。カレンダーにシールを貼るなど「褒める仕組み」を作ると定着しやすいです。親子で一緒にMFTを行うのも効果的です。当院では継続のための様々な工夫をご提案します。
Q4. 何歳から始められますか?
A. 一般的には5歳〜10歳頃(混合歯列期)が適しています。特に前歯の生え変わりが始まる6歳前後が、顎の成長を利用できる「ゴールデンエイジ」と言われています。
Q5. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 当院の小児矯正(第1期:マウスピース+MFT指導込)は、330,000円(税込)〜が目安です。デンタルローンや院内分割払いもご利用いただけます。
Q6. 札幌市豊平区(西岡・福住・美園・南郷)から通いやすいですか?
A. はい、当院は地下鉄「月寒中央駅」直結ですので、豊平区全域や近隣エリアからもアクセス良好です。雨や雪の日も快適に通院いただけます。
Q7. 夜中に無意識に外してしまうのですが…
A. 鼻呼吸ができていないと、息苦しくて外してしまうことがあります。まずは日中の装着時間を増やし、鼻呼吸のトレーニング(MFT)を強化しましょう。慣れてくれば朝まで着けられるようになります。
Q8. 風邪をひいて鼻が詰まっている時はどうすればいいですか?
A. 鼻詰まりがひどい時は、無理に装着せずにお休みしてください。体調が回復したら、また再開しましょう。数日休んでもすぐに効果がなくなるわけではありません。
Q9. 装置をつけたままおやつを食べてもいいですか?
A. いいえ、食事や間食の際は必ず外してください。装置の破損や虫歯の原因になります。食後は歯磨きをしてから装着しましょう。
Q10. 受け口(反対咬合)にも効果はありますか?
A. はい、効果があります。特に舌の位置が低くて下顎を押し出しているタイプの受け口には、マウスピースとMFTで舌を正しい位置(上顎)に上げるトレーニングが非常に有効です。
札幌で子どもの歯並び・口呼吸が気になったら
やまぐち歯科こども歯科では、お子さまに寄り添う丁寧なカウンセリングと、実行しやすいMFTプログラムをご用意しています。無理に治療をおすすめすることはありません。いつでも気軽にご相談ください。
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参考文献・関連リンク


