コラム|月寒中央駅で歯科をお探しの方はやまぐち歯科こども歯科まで

〒062-0020
北海道札幌市豊平区月寒中央通7丁目6-20
JA月寒中央ビル5階

011-855-3722

診療時間
9:30~19:00

:9:30~17:00まで
休診日:日曜・祝日
※予約状況に応じて、診療終了時間が変更となる場合がございます。

コラムcolumn

札幌市豊平区・月寒の訪問歯科|対象者・治療内容・費用・16kmの訪問範囲を解説

札幌市豊平区(月寒・福住・美園エリア)のやまぐち歯科こども歯科による訪問歯科診療の解説コラムです。

札幌市豊平区・月寒の訪問歯科
対象者・治療内容・費用・16kmの訪問範囲を解説

この記事のポイント

  • 訪問歯科診療(在宅歯科医療)は、病気や障害などにより歯科医院への通院が困難な方を対象とした歯科診療です。
  • 歯科治療には原則として医療保険が適用され、要支援・要介護の方への療養上の管理や指導では、条件に応じて介護保険が適用される場合があります。
  • ポータブル器材を持参し、ご自宅や施設で入れ歯の調整・修理、歯科衛生士による口腔ケア、むし歯治療、口腔機能管理に対応します。
  • 当院は在宅療養支援歯科診療所2(歯援診2)などの施設基準を満たし、医科主治医やケアマネジャー様と情報共有を行いながら診療を進めます。
「親の歯が痛そう…でも歯医者へ連れて行けない」とお悩みのご家族様へ

「入れ歯が合わず、やわらかい物ばかり食べている」「歯磨きを嫌がってお口を開けてくれない」「最近むせることが増え、口臭も気になる」といったご心配はありませんか?

足腰の衰えや認知症、ご病気などで通院が難しくなると、歯科受診を諦めてしまいがちです。しかし、お口のトラブルを放置すると「噛む力」や「飲み込む力」が低下し、栄養状態や全身の体力低下につながることがあります。

当院は、小児からご高齢の方まで「お口全体を長く診ていく歯科医院」として、通院が困難な患者さまのご自宅や施設へ伺い、無理のないペースで食べる力とお口の健康管理をサポートしています。


歯科医師 山口優

この記事の監修:山口 優

やまぐち歯科こども歯科 歯科医師 / 歯学博士。
在宅療養支援歯科診療所として、通院が困難な患者さまやご家族のお気持ちに寄り添い、多職種と連携しながら適切な訪問歯科診療を提供しています。

1. 訪問歯科診療(在宅歯科医療)とは?対象となる方の基準

訪問歯科診療とは、病気、障害、認知症、寝たきりなどにより、「歯科医院への通院が困難な方」を対象に、歯科医師や歯科衛生士がご自宅や介護施設へ直接伺って行う歯科診療です。

必要なポータブル器材を持参し、患者さまの全身状態や訪問先の環境に合わせて、可能な範囲で歯科治療や口腔ケアを行います。要介護認定の有無だけで決まるものではなく、患者さまのお体の状態を確認したうえで判断します。

📌 対象となる主なケース

  • 病気や加齢による筋力低下、麻痺、骨折などにより歩行や外出が困難な方
  • 認知機能の低下などにより、ご家族の付き添いがあっても通院が困難な方
  • 寝たきりの状態にあり、ベッド上での療養が必要な方

※保険診療のルール上、「仕事が忙しくて行く時間がない」「車などの移動手段がない」といった自力通院が可能な理由での訪問歯科診療の利用は認められておりません。

2. ご家族・介護者が気づきたい「お口のSOSサイン」

ご高齢の方や認知機能が低下している方は、歯の痛みやお口の違和感を言葉で伝えることが難しい場合があります。日頃の生活の中で以下のような様子が見られたら、お口のトラブルが生じているサインかもしれません。

🔍 お口の健康状態を見極めるチェックポイント
  • 食事の様子: お茶や汁物でよくむせる、食事に時間がかかるようになった、硬いものを避けやわらかい物ばかり食べる
  • 入れ歯の様子: 入れ歯を痛がって外してしまう、食事中に入れ歯がカタカタ動く、入れ歯の手入れが難しい
  • お口の中の状態: 口臭が強くなった、歯ぐきから出血や腫れがある、頬の内側や上あごに食べかすが残りやすい
  • 行動の変化: 口元を気にして触る、歯磨きをしようとすると口を固く閉じて嫌がる

3. ご自宅や施設で可能な治療内容と安全管理

訪問先では、患者さまの体調や姿勢に配慮しながら、主に以下のような処置を行います。

① 入れ歯(義歯)の調整・修理・新製

訪問歯科で特にご要望が多い分野です。歯ぐきに当たって痛む部分の削合調整、金具(クラスプ)の調整を行います。軽度の破損であれば、その場で修理できる場合があります。また、お口の型取りを行って新しい入れ歯を作製することも可能です。

② 歯科衛生士による口腔ケア

歯科衛生士が専用の器具やスポンジブラシなどを用い、歯面や舌、粘膜に残った汚れやプラーク(細菌の塊)を取り除き、お口の中を清潔に保ちます。

③ むし歯・歯周病の治療

ポータブルの切削器具を用いてむし歯を除去し、白い詰め物(レジン)で修復します。初期むし歯にはフッ化物や進行止めのお薬を塗布するなど、患者さまの体力に応じた負担の少ない処置を行います。

④ 口腔機能の確認・訓練

食べ物を噛んで飲み込む機能(摂食嚥下機能)やお口の動きを確認し、舌やお口周りの運動、唾液腺マッサージ、食事姿勢への配慮などをアドバイスします。

⚠️ 外科処置(抜歯など)における安全管理

歯の揺れや全身状態によって訪問先で抜歯を検討できる場合があります。ただし、血圧、服薬状況(抗凝固薬など)、出血・感染リスクを確認し、訪問先で安全に行うことが難しいと判断した場合は当日の処置を見送り、医科主治医への確認や病院歯科・歯科口腔外科へのご紹介を優先します。

4. 誤嚥性肺炎のリスク低減やオーラルフレイル対策に役立つ口腔管理

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスク低減

高齢者の肺炎では、食べ物や唾液、お口の中の細菌が誤って気管に入り込む「誤嚥」が関与するケースが多く報告されています。お口の中に細菌が多く繁殖していると、唾液などを誤嚥した際に肺炎のリスクが高まります。

歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアによってお口の中のプラークや舌苔を取り除き、細菌数を抑えることは、肺炎リスクの低減に役立つ可能性があります。ただし、口腔ケアだけで完全に防げるわけではないため、全身状態や栄養状態を含めた総合的な管理が大切です。

オーラルフレイル(お口の機能低下)対策

歯の喪失や合わない入れ歯を放置すると、「噛めない」→「やわらかい物ばかり食べる」→「噛む筋力や飲み込む機能が落ちる」という機能低下(オーラルフレイル)につながりやすくなります。お口の環境を整え、噛む機能を維持することは、全身の健康を支える土台となります。

5. 訪問可能エリア(原則16km以内)

保険診療による歯科訪問診療は、原則として当院(月寒中央駅直結)から半径16km以内が対象です。16kmを超える場合は、当院からの訪問が必要となる特別な事情がある場合などを除き、保険診療の対象とはなりません。

🏥 当院の主な訪問対応地域

札幌市 豊平区全域(月寒・福住・美園・平岸・中の島・西岡など)
清田区・白石区・南区(一部エリア)
※ご自宅や施設が対象エリアに含まれるかは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。

6. ケアマネジャー様・施設職員様との多職種連携

在宅医療・介護の現場では、多職種が密に情報共有を行うことが重要です。当院では、介護支援専門員(ケアマネジャー様)、訪問看護師様、ヘルパー様、施設スタッフ様と情報共有を行いながら診療を進めます。

  • 診療情報の共有: 治療内容やお口の状態をまとめた診療情報提供書等を作成し、関係職種へ情報共有を行います。
  • 日常ケアのアドバイス: 介護スタッフ様やご家族様が日々行える口腔ケアの方法や、使いやすい清掃用具についてご案内します。

7. 当院の訪問歯科診療体制(施設基準)

やまぐち歯科こども歯科は、通院が困難な患者さまのお口の健康管理に適切に取り組むため、厚生労働省・北海道厚生局へ以下の施設基準を届け出ています。

在宅歯科医療に関する施設基準
  • 在宅療養支援歯科診療所2(歯援診2): 地域の医療機関や介護関係職種と連携し、在宅歯科医療を提供する体制を整えています。
  • 在宅患者歯科治療時医療管理料: 全身疾患をお持ちの患者さまについて、全身状態を確認しながら歯科治療を行うための体制を整えています。

歯の治療だけでなく、全身状態や服薬内容、食事の様子なども確認し、必要に応じて医科主治医や介護関係職種と情報共有しながら診療を進めます。

8. 費用と保険の仕組み(医療保険・介護保険・医療費控除)

当院の訪問歯科診療では、別途の交通費・出張費・謝礼等はいただいておりません。費用は各種保険の規定に基づきます。

① 歯科治療(むし歯・入れ歯・抜歯など)

原則として医療保険が適用されます。各種健康保険証(後期高齢者医療被保険者証など)の自己負担割合(1割〜3割)に応じた費用がかかります。

② 歯科医学的管理・口腔衛生指導

要支援・要介護認定を受けている方に対する療養上の指導や口腔管理には、条件に応じて介護保険の「居宅療養管理指導」が適用される場合があります(歯科医師による指導は原則月2回まで、歯科衛生士による指導は原則月4回まで)。

※訪問歯科診療の費用は、自己負担割合、治療内容、訪問先(居宅か施設か)、ご利用人数などによって異なります。初回訪問時に各種保険証等を確認し、事前に費用をご説明します。

医療費控除について

訪問歯科診療にかかった医療保険分の治療費は、医療費控除の対象となる場合があります。領収書は大切に保管し、詳しい適用条件は所轄税務署または税理士へご確認ください。

9. お申し込みから訪問診療までの流れ

① お電話でのご相談・受付

まずはお電話(011-855-3722)にてご連絡ください。ご本人様のお名前、ご住所、お困りの症状、お体の状態をお伺いし、訪問日時を調整します。

② ご自宅・施設へご訪問

歯科医師とスタッフがポータブル器材を持参して伺います。健康保険証、介護保険証、お薬手帳などをご用意ください。

③ お口の診査・ご説明

お口の中を拝見し、むし歯や入れ歯の状態、歯ぐきの炎症を確認します。必要な治療方針や期間、費用の見込みをご説明し、ご同意をいただいたうえで進めます。

④ 治療・継続的な口腔ケアの開始

ご本人の体調に合わせて無理のないペースで処置を行います。必要に応じて、定期的な訪問口腔ケアをご提案します。

10. よくあるご質問(FAQ)

部屋が散らかっていても診てもらえますか?
診療に必要なスペースが確保できれば大丈夫です。ベッドや椅子の近くにスタッフが座れる場所と、必要に応じてコンセントやお水をお借りできれば診療が可能です。
認知症で口を開けてくれないかもしれませんが大丈夫ですか?
無理にお口を開けさせようとせず、ご本人の体調やご様子を見ながら、できる範囲で診査や口腔ケアを進めます。難しい場合はその日の処置を中断し、少しずつ慣れていただく方法をとります。
施設(特養・老健・グループホームなど)への訪問は可能ですか?
施設への訪問もご相談可能です。施設の方針、協力歯科医療機関の有無、ご本人・ご家族の同意、施設スタッフ様との連携状況により対応方法が変わりますので、まずは施設の相談員様やケアマネジャー様にご相談ください。
寝たきりで起き上がれなくても治療を受けられますか?
患者さまの全身状態や処置内容によっては、ベッド上で寝たままの姿勢でも対応できる場合があります。誤嚥に十分配慮しながら、無理のない姿勢で治療や口腔ケアを行います。
交通費や出張費などの追加費用はかかりますか?
当院では、訪問に伴う交通費・出張費を別途いただいておりません。歯科治療については医療保険の自己負担分がかかり、要支援・要介護の方への療養上の管理や指導では、条件に応じて介護保険が適用される場合があります。
自宅で抜歯することはできますか?
歯の揺れや全身状態によって訪問先で抜歯を検討できる場合があります。ただし、血圧、服薬状況(抗凝固薬など)、出血・感染リスクを確認し、安全確保が難しいと判断した場合は当日の処置を見送り、医科主治医への確認や病院歯科・口腔外科への紹介を優先します。
入れ歯が合わなくて食事ができません。その場ですぐ直せますか?
当たって痛い部分の調整や、軽微な修正であればその場で対応できる場合があります。大きく割れている場合や人工歯が取れている場合は、一旦お預かりして修理を行うことがあります。
生活保護を受給していても利用できますか?
ご利用いただけます。事前に担当のケースワーカー様へご相談いただき、医療券・介護券の発行手続きをお願いいたします。
訪問歯科診療は医療費控除の対象になりますか?
訪問歯科診療にかかった医療保険分の治療費は、医療費控除の対象となる場合があります。領収書は大切に保管いただき、詳細な申告方法は所轄税務署または税理士へご確認ください。
家族が仕事などで同席できなくても診てもらえますか?
初回や重要な治療方針の決定時は原則としてご家族の同席をお願いしておりますが、どうしても難しい場合は、お電話での事前連携や施設スタッフ様の立ち会いのもと対応可能な場合もございます。
まずは「相談だけ」「お口の確認だけ」でも構いません

「通院が難しくて受診を諦めていた」「最近ご飯が食べづらそう」など、
ご家族様、ケアマネジャー様、施設スタッフ様、まずはお気軽にお電話で状況をお聞かせください。

📞 お電話:011-855-3722

※訪問日時やスケジュールは、当院の診療状況や患者さまのご都合に合わせて個別に調整いたします。


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