コラム|月寒中央駅で歯科をお探しの方はやまぐち歯科こども歯科まで

〒062-0020
北海道札幌市豊平区月寒中央通7丁目6-20
JA月寒中央ビル5階

011-855-3722

診療時間
9:30~19:00

:9:30~17:00まで
休診日:日曜・祝日
※予約状況に応じて、診療終了時間が変更となる場合がございます。

コラムcolumn

【札幌の歯科医監修】ナイトガード(歯ぎしりマウスピース)の費用・効果|市販品との違いは?





札幌でナイトガードを作るなら?費用・保険適用・市販マウスピースとの違いを解説













札幌市豊平区(月寒・福住エリア)のやまぐち歯科こども歯科による解説コラムです。

札幌でナイトガードを作るなら?
費用・保険適用・市販マウスピースとの違いを解説

この記事の要点まとめ

  • ナイトガード(マウスピース)は、睡眠中の歯ぎしり・食いしばりから歯や顎を守る装置です。
  • 市販品は噛み合わせの調整ができないため、合わない装置を使い続けると負担になる可能性があります。
  • 歯科医院では「歯ぎしり」等と診断されれば保険適用(3割負担で約5,000〜8,000円前後)で製作できます。
  • 札幌の当院では、歯科医師が噛み合わせを確認・調整したナイトガードを製作しています。
「朝起きると、顎がだるい・痛い」
「家族に歯ぎしりを指摘された」
「歯がすり減ってきた気がする」

このような症状に心当たりはありませんか? 寝ている間の無意識の「歯ぎしり」や「食いしばり」(専門用語でブラキシズム)が原因になっていることがあります。

睡眠中の歯ぎしり・食いしばりでは、ご自身ではコントロールしにくい強い力が歯や顎に加わることがあります。この強い力からあなたの大切な歯を守るのが、「ナイトガード(夜間用マウスピース)」です。

この記事では、札幌市豊平区月寒のやまぐち歯科こども歯科が、ナイトガードの役割、市販品との違い、保険適用の費用目安、お手入れ方法などをわかりやすく解説します。

監修者:札幌 月寒 やまぐち歯科こども歯科 山口優

この記事の監修者:山口 優(歯学博士)

歯ぎしり・食いしばりは、歯並びの悪化や治療後の後戻りの一因にもなります。札幌市豊平区・月寒の皆さまの歯を長期的に守るため、精密なナイトガードの製作と噛み合わせの確認を行っています。

ナイトガードとは?その重要な役割

ナイトガードとは、主に「夜間(睡眠中)に装着する」マウスピース型の装置です。目的は、歯ぎしりや食いしばりによる力から、歯や顎関節を守る(ガードする)ことです。

🛡️ ナイトガードの主な役割

  1. 歯の保護(摩耗・破折の防止)
    硬いレジン製の装置が歯と歯の直接接触を防ぎ、力を分散・誘導することで、歯のすり減り(咬耗)や破折のリスクを抑えます。
  2. 顎関節・筋肉への負担軽減
    ナイトガードを装着すると噛み合わせの高さがわずかに上がることで、顎の関節や周囲の筋肉の緊張が緩和されやすくなります。「朝起きた時の顎のだるさ」の軽減が期待できます。
  3. 詰め物・被せ物・インプラントの保護
    セラミックの被せ物やインプラントは、強い力に弱く、割れたり欠けたりしやすい性質があります。ナイトガードは、これらの治療物を守るためにも有効な場合があります。

注意点として、ナイトガードは歯ぎしりそのものを「治療」するものではありません。歯ぎしりによって起こる歯や顎への負担を緩和するための、標準的な選択肢のひとつです。

歯ぎしり・食いしばりを放置するリスク

「たかが歯ぎしり」と放置すると、お口の中では以下のようなトラブルが進行している可能性があります。

放置による主なリスク
  • 歯がすり減る・短くなる(咬耗):
    毎日の歯ぎしりで歯がすり減り、前歯が短くなったり、奥歯の溝がなくなったりします。
  • 歯が割れる・ヒビが入る(破折):
    健康な歯(特に奥歯)でも、強い力で割れたりヒビが入ったりすることがあります。
  • 歯周病の進行への影響:
    歯に過度な力が加わることで、歯を支える骨(歯槽骨)にダメージを与え、歯周病の進行を早める一因となることがあります。
  • 顎関節症の症状:
    「口が開けにくい」「カクカク音が鳴る」「顎が痛い」といった症状に関わることがあります。
  • 頭痛や肩こりとの関連:
    睡眠中の筋肉の緊張が、慢性的な頭痛や肩こりに関連していることも少なくありません。
  • 矯正治療の後戻り:
    せっかく並べた歯並びも、強い力で揺さぶられることで「後戻り」の一因となります。


矯正治療後の「保定」はなぜ必要?リテーナーの種類と期間

市販品と歯科医院で作るナイトガードの違い

市販のマウスピースは手軽に購入できますが、歯科医院で噛み合わせを確認・調整して作る装置とは目的や精度が異なります。

歯科医院で製作するナイトガードと市販マウスピースの違い

違い①:精密な「型取り」と「フィット感」

市販品:お湯で温めて自分で噛むタイプが主流です。歯の細かい形態まで再現することは難しく、睡眠中に外れたり、違和感が出やすいことがあります。
歯科医院製:患者さま専用の歯型を精密に採得し、歯科技工士が模型上で製作します。歯にピッタリとフィットするため、外れにくいのが特徴です。

違い②:「噛み合わせの調整」の有無

市販品:自分で噛んだ位置で固まってしまうため、噛み合わせの調整ができません。特定の歯にだけ強く力がかかるなど、不自然な噛み合わせのまま使い続けることになります。
歯科医院製:歯科医院では、お口の中で装置の当たり方を確認し、できるだけ特定の歯だけに強い力が集中しないように調整します。

合わない装置を使い続けると、顎の痛み、噛み合わせの違和感、歯への負担につながる可能性があります。歯科医院でご自身の噛み合わせに合ったものを作製することをおすすめします。

ハードタイプとソフトタイプの違いは?

歯科医院で製作するナイトガードにも、主に2種類の素材があります。当院では、患者さまの状態に合わせて素材を選択します。

項目 ハードタイプ(硬い) ソフトタイプ(柔らかい)
素材 レジン(硬質プラスチック) シリコン・EVA(軟質)
主な目的 歯ぎしり(横スライド)の力を逃がす。
顎関節の負担緩和。
食いしばり(縦の力)のクッション。
特徴 ・精密な噛み合わせ調整が可能。
・力を逃しやすい。
・違和感が少ない。
・製作が比較的容易。
注意点 ・装着時の違和感がやや強い。
・破損すると修理が必要。
・穴が開きやすい。
・食いしばりを助長する可能性あり。
保険適用 保険適用(主流) 保険適用(一部ケース)

原則として、当院では顎関節や歯を守るため、精密な調整が可能で耐久性も高い「ハードタイプ」を第一選択とすることが多いです。

札幌・当院でのナイトガード製作の流れと保険適用の費用

1回目:診査・診断・型取り

歯ぎしりの状況、歯のすり減り具合、顎関節の状態を診察します。歯ぎしりや顎関節症の診断がついた場合、保険適用での製作をご説明し、精密な歯型を採得します。

2回目:装着と噛み合わせの確認

約1週間後に、完成したナイトガードをお口に装着します。歯科医師が噛み合わせや当たり方を細かく確認し、必要に応じて研磨・調整します。

定期メンテナンス

装着開始後も、噛み合わせが変化していないか、装置に異常がないかをチェックします。不適合なまま使い続けると負担になる場合があるため、定期的なメンテナンスが大切です。

ナイトガードの噛み合わせを確認している様子

保険適用(3割負担)の場合の費用目安

札幌市内の歯科医院でナイトガードを製作する場合、「歯ぎしり(ブラキシズム)」または「顎関節症」の診断がつけば、健康保険が適用されます。

3割負担の目安: 約5,000円〜8,000円前後

※装置の種類、初診・再診の有無、検査内容、調整回数により前後します。
※保険点数の改定や診療内容により、実際の窓口負担額は変わります。診察時にできるだけ分かりやすくご説明します。

ナイトガードを使っても改善しない場合

ナイトガードを適切に使用しても、顎の痛み、口の開けにくさ、頭痛、噛み合わせの違和感が続く場合があります。その場合は、装置の調整だけでなく、顎関節症の病態、咀嚼筋の緊張、日中の食いしばり、睡眠状態、ストレスなどを含めて再評価する必要があります。

特に、3か月程度使用しても症状の改善が乏しい場合や、症状が悪化する場合は、専門的な診査や他の医療機関との連携を検討することがあります。

日中の食いしばり・TCHにも注意が必要です

ナイトガードは主に睡眠中の歯ぎしり・食いしばりから歯を守る装置です。一方で、日中に上下の歯を無意識に接触させる癖(TCH:歯列接触癖)や、仕事中・運転中・スマートフォン操作中の食いしばりがある場合は、生活習慣の見直しも重要です。

「唇は閉じる、歯は離す、舌は上あごに軽く置く」という意識づけを行うことで、歯や顎にかかる負担を減らせる場合があります。

いびき・睡眠時無呼吸を指摘されている方へ

いびきや睡眠時無呼吸を指摘されている方では、歯ぎしり・食いしばりだけでなく、睡眠中の呼吸状態も確認が必要です。ナイトガードは歯を守るための装置であり、睡眠時無呼吸症候群を治療する装置ではありません。

強いいびき、日中の眠気、睡眠時の呼吸停止を指摘されている場合は、必要に応じて医科(耳鼻咽喉科・呼吸器内科・睡眠医療機関など)での検査をご案内することがあります。

ナイトガードの正しいお手入れ方法と寿命

ナイトガードを清潔に保つため、日々のお手入れが重要です。

  • 朝起きたらすぐに外す:装着したまま飲食はしないでください。
  • 流水下で洗浄:柔らかめの歯ブラシを使い、歯磨き粉はつけずに(研磨剤で傷がつくため)優しくこすり洗いをします。
  • しっかり乾燥・保管:洗浄後は水分を拭き取り、通気性の良い専用ケースで保管します。
  • 熱湯消毒は厳禁:熱いお湯(60℃以上)をかけると変形してしまうため、水またはぬるま湯で洗ってください。

ナイトガードの寿命と交換時期

寿命は、使用する素材や歯ぎしりの強さによって個人差がありますが、一般的に1年〜3年程度が交換の目安です。プラスチック製のため、徐々にすり減っていきます。「穴が空いた」「割れた」「フィット感が悪くなった」といった場合は、使用を中止し、歯科医院へご相談ください。

よくある質問(Q&A)

歯科医院で作るナイトガードは、保険適用でいくらですか?

札幌市の歯科医院で「歯ぎしり」や「顎関節症」の診断を受けて作る場合、健康保険が適用されます。3割負担の方で、総額で約5,000円〜8,000円前後が目安となります(検査内容等により前後します)。

市販のマウスピースを使ってはいけませんか?

市販品は手軽ですが、噛み合わせの調整ができないため使用には注意が必要です。合わない装置を使い続けると、顎の痛みや歯への負担につながる可能性があるため、歯科医院でご自身のお口に合ったものを製作することをおすすめします。

ナイトガードはどのくらい持ちますか?(寿命)

使用する素材や歯ぎしりの強さによりますが、一般的に1年〜3年程度が交換の目安です。穴が空いたり割れたりした場合は作り直しが必要です。

ナイトガードのお手入れ方法は?

毎朝外したら、流水下で柔らかい歯ブラシ(歯磨き粉なし)で優しく磨いてください。熱いお湯は変形の原因になるため厳禁です。専用の洗浄剤を使用すると清潔に保てます。

ナイトガードで歯ぎしり自体は治りますか?

いいえ、ナイトガードは歯ぎしりそのものを「治す」ものではありません。歯にかかる力を「緩和」し、歯を守るための対症療法です。歯ぎしりの原因は多岐にわたるため、原因や状態に応じた管理が必要です。

上下どちらに作りますか?(上顎用・下顎用)

一般的には上顎(上の歯列)に作製することが多いですが、嘔吐反射、歯列形態、補綴物の状況などにより下顎を選択する場合もあります。診査のうえで判断します。

ナイトガードを装着すると痛い・違和感があるのは正常ですか?

装着初期は違和感が出ることがありますが、強い痛み、顎の痛み、頭痛の悪化などがある場合は調整が必要なことがあります。無理に使い続けず、早めに歯科医院で当たりを確認してください。

ナイトガードが必要か迷っている方へ|受診の判断ポイント

歯ぎしりや食いしばりは睡眠中の無意識下で起こることが多く、ご本人に自覚症状がないケースも非常に多いのが特徴です。

特に以下のような方は、症状が軽くても一度歯科でのチェックをおすすめします。

  • 朝起きたときに顎やこめかみが重い・だるい
  • 歯が以前より短くなった、角が欠けた気がする
  • 詰め物や被せ物がよく外れる・割れる
  • 家族から歯ぎしりを指摘されたことがある
  • 矯正治療後で、歯並びの後戻りが心配

参考:関連するガイドライン等

顎関節症に対する口腔内装置は、適切な診断・調整・使用方法の説明が重要です。症状が長く続く場合や改善が乏しい場合は、専門的な評価が必要になることがあります。

札幌・月寒で歯ぎしり・食いしばりにお悩みの方へ

歯ぎしりや食いしばりは、ご本人が気づかないうちに歯や顎へ負担をかけていることがあります。やまぐち歯科こども歯科では、歯のすり減り、顎関節、噛み合わせを確認したうえで、ナイトガードが必要かどうかを診査します。



ページトップへ