コラム|月寒中央駅で歯科をお探しの方はやまぐち歯科こども歯科まで

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コラムcolumn

​前歯が噛み合わない「開咬」とは?TAD(アンカースクリュー)で改善|やまぐち歯科こども歯科






前歯が噛み合わない「開咬」とは?TAD(アンカースクリュー)と外科矯正|やまぐち歯科こども歯科







札幌市豊平区(月寒・福住エリア)のやまぐち歯科こども歯科による、矯正治療の解説コラムです。

前歯が噛み合わない「開咬」とは?
TAD(アンカースクリュー)と外科矯正による最新治療

こんなお悩み、ありませんか?

「お子さまが、うどんやラーメンを前歯で噛み切れていない」
「“サ行”や“タ行”の発音が、なんとなく舌足らずに聞こえる」
「ふと見ると、いつもお口がポカンと開いている」

こうした症状に心当たりはありませんか? もしそうなら、それは「開咬(かいこう/オープンバイト)」という不正咬合のサインかもしれません。

開咬は、見た目の問題だけでなく、お子さまの発音や咀嚼(そしゃく)機能、呼吸にも深く関わるため、早期の対応が重要です。
札幌市豊平区・月寒のやまぐち歯科こども歯科では、日本矯正歯科学会認定医によるTAD(矯正用アンカースクリュー)を活用した負担の少ない矯正から、保険適用での外科矯正(手術を伴う矯正)まで、成長とお口の状態に合わせた一貫した専門治療を行っています。

山口治奈 医師

この記事の監修:山口 治奈(やまぐち はるな)

やまぐち歯科こども歯科 小児歯科・矯正歯科担当
日本矯正歯科学会認定医 / 歯学博士
MFT(口腔筋機能療法)を重視し、歯並びの根本原因である「お口の癖」の改善から、お子さまの健やかな発育をサポートしています。

1. 「開咬」とは? なぜ札幌の子どもに注意が必要?

開咬(オープンバイト)とは、奥歯はしっかり噛み合っていても、上下の前歯が噛み合わず、常にすき間が空いている状態を指します。奥歯で「イー」と噛んでも、前歯が閉じません。

主な原因は「癖」と「呼吸」

開咬の主な原因は、骨格的な遺伝もありますが、それ以上に後天的な「癖」が大きく影響します。

  • 舌癖(ぜつへき): 食べ物を飲み込む時や話す時に、舌を前歯の裏側に押し付けたり、歯と歯の間から突き出したりする癖。
  • 口呼吸(こうこきゅう): アレルギー性鼻炎や扁桃腺肥大などで鼻が詰まり、口で呼吸する習慣(お口ぽかん)。
  • 指しゃぶり: 3〜4歳を過ぎても続く長期間の指しゃぶり。

特に「口呼吸」は、開咬の大きな引き金となります。口で呼吸をすると、舌は空気の通り道を確保するために低い位置(低位舌)に下がってしまいます。本来、舌は上顎の天井部分を押し上げることで健やかな成長を促しますが、低位舌ではその力がかかりません。結果として上顎の幅が狭くなり、歯並びが乱れ、前歯が噛み合わなくなってしまうのです。

⛄ 札幌の冬は特に注意!
札幌の冬は、暖房による室内の乾燥や寒暖差による鼻炎で鼻が詰まりやすく、口呼吸(お口ぽかん)が悪化しやすい環境です。成長期のお子さまがこの癖を放置すると、骨格や歯列に影響が固定化されてしまうため、早めのケアが必要です。


お口ぽかんはMFT(口腔筋機能療法)で改善

2. なぜ治りにくい? 従来の矯正治療の限界

開咬は、単なる「歯のズレ」ではなく、舌の使い方(筋肉)と顎の成長(骨格)が複雑に関わるため、矯正治療の中でも難易度が高い不正咬合とされてきました。

従来の治療法では、患者さまご自身に毎日長時間ゴムをかけてもらう必要があったり(顎間ゴム)、他の装置ではかえって奥歯が伸びて開咬が悪化する副作用のリスクがあったりしました。

そのため、骨格的な要因が強い場合、成長期に有効な手を打てず、「大人になるまで待ってから、顎の骨を切る大掛かりな手術(外科矯正)をするしかない」と言われるケースも少なくありませんでした。

3. 治療の鍵「TAD(アンカースクリュー)」とは?

こうした従来の限界を打ち破るのが、TAD(Temporary Anchorage Device)、通称「矯正用アンカースクリュー」です。

TADは、チタン製の非常に小さな(直径1.5mm程度)医療用スクリューです。これを治療中に一時的に顎の骨に植立し、歯を動かすための「絶対的な固定源」として使用します。

TADで「奥歯を骨に押し込む」

開咬の治療では、このTADを奥歯の近くに植立し、奥歯を骨の方向に**「圧下(あっか)=押し込む」**力をかけます。
奥歯が骨に押し込まれると、その分、下顎が前上方に回転します(オートローテーション)。下顎が回転することで、噛み合わなかった前歯が自然に閉じてくるというメカニズムです。

💡 TAD治療のメリット

  • 外科手術を行わずに、骨格的なアプローチが可能になる。
  • 奥歯を圧下するという、従来の装置では困難だった動きができる。
  • 患者さまの協力(ゴムかけ等)に頼る部分が減り、確実性が上がる。
  • 治療期間の短縮や、抜歯を回避できる可能性が高まる。

4. 【重要】保険適用で治せる「外科矯正」に対応

TADの登場により、多くの開咬が手術なしで改善できるようになりました。しかし、骨格的なズレ(顎変形症)が非常に強い重度なケースでは、やはり顎の骨を切る外科手術(外科矯正)が必要になることがあります。

やまぐち歯科こども歯科は、2026年4月より、国の施設基準である「顎口腔機能診断施設」として認可されました。

これにより、顎変形症と診断された重度の開咬や受け口などの場合、矯正治療から連携病院での外科手術まで、すべて「健康保険適用(3割負担など)」で治療を受けることが可能になりました。

「もし手術が必要になったらどうしよう…」という不安がある方でも、当院であればTADを用いた負担の少ない治療から、万が一の保険適用による外科矯正まで、一貫してサポートできる体制が整っています。札幌市内でも数少ない専門施設としての強みです。

5. やまぐち歯科こども歯科の「TAD+MFT」併用治療

当院では、TADや外科矯正による骨格的なアプローチに加え、開咬の根本原因である「癖」を治すMFT(口腔筋機能療法)を組み合わせることを非常に重要視しています。

装置や手術で開いている前歯を閉じさせても、原因である「舌の癖」や「口呼吸」が残ったままでは、治療後に必ず後戻りしてしまいます。
「骨格・歯並び」と「筋肉・癖(MFT)」、この両輪で治療することこそが、開咬治療の成功の鍵です。

まずは根本原因である舌の癖や口呼吸を改善するため、専門のトレーニングを開始し、正しい舌の位置(スポット)や飲み込み方を覚えます。

6. 札幌の保護者様へ:早期発見とチェックリスト

お子さまに以下のようなサインが見られたら、早めにご相談ください。

👦👧 お子さまの「開咬」セルフチェックリスト

  • 前歯で食べ物(麺類など)を噛み切れていない。
  • 「サ行」「タ行」の発音が舌足らずに聞こえる。
  • 食べ物を飲み込むときに、舌が前に出てくる。
  • 意識しないと、いつも口がポカンと開いている。

特に6歳〜10歳頃の成長期であれば、骨格もまだ柔らかいため、MFTで癖を治し、顎の成長を正しく導くだけで、将来的な抜歯や外科矯正を回避できる可能性が大きく高まります。
当院では、「今は必要ない場合も、正直にお伝えしています」ので、自己判断せずまずはご相談ください。


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7. よくある質問(FAQ)

TADを骨に入れるのは痛いですか?
植立する前に局所麻酔をしっかり行いますので、処置中の痛みはほとんどありません。処置は1本あたり数分で終わります。麻酔が切れた後、違和感や軽い痛みが出ることがありますが、痛み止めでコントロールできる程度です。
子どもにも使えますか?
骨の成熟が進む12歳頃(中学生以降)から安全に使用が可能です。レントゲンやCTで骨の厚みを精密に診断した上で、最適なタイミングを判断します。
TADを使えば、必ず外科矯正を回避できますか?
軽度〜中等度の骨格性開咬であれば、TADとMFTを併用することで回避できる可能性は高くなります。しかし、重度の場合は外科矯正が最適と判断することもあります。当院は「顎口腔機能診断施設」のため、外科矯正が必要な場合も保険適用で一貫して対応可能です。
スクリューは体に残るのですか?
いいえ、治療が終了し歯並びが安定したら除去します。抜いた後の穴は数日で自然にふさがり、痕が残る心配はありません。
TADやMFTは保険適用されますか?
「顎変形症」と診断され外科矯正を前提とした治療の場合などを除き、TADを用いた矯正治療やMFTは基本的に自費診療となります。当院では診断時に費用や保険適用の可否について丁寧に説明いたします。

開咬の治療、まずは無料相談へ

やまぐち歯科こども歯科では、日本矯正歯科学会認定医が、MFT・TAD・保険の外科矯正まで、患者さまに最も適した選択肢をご提案します。「うちの子、もしかして?」と思ったら、自己判断せずお気軽にご相談ください。



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