コラム|月寒中央駅で歯科をお探しの方はやまぐち歯科こども歯科まで

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コラムcolumn

【札幌の歯科医監修】歯が欠けた・折れた時の治療法|放置リスク・応急処置・治療基準





【札幌の歯科医監修】歯が欠けた・折れた時の治療法|放置リスク・応急処置・治療基準















【札幌の歯科医監修】
歯が欠けた・折れた時の治療法|放置リスク・応急処置・治療基準

この記事の要点まとめ:
・歯が欠けた場合、痛みや症状がなくても放置は危険です。
・欠けた深さが「象牙質」までか、「神経」までか、あるいは「歯の根」が割れたかで治療法が全く異なります。
・治療法は、1日で終わるCR(白い詰め物)から、根管治療(神経の治療)、最悪の場合「抜歯」まで多岐にわたります。
・札幌の当院では、歯の状態を精密に診断し、なるべく歯を残す治療(MI治療)をご提案します。

「硬いものを噛んだら奥歯が欠けた!」
「転んで前歯が折れてしまった…」
「少し欠けただけだけど、痛くないから放置していい?」

食事中やスポーツ、転倒などで予期せず歯が欠けたり、折れたりすると、誰もが不安になるものです。札幌市豊平区月寒の当院にも、「欠けた歯はどうなりますか?」と心配されて来院される方が多くいらっしゃいます。

歯が欠けた場合、「痛みの有無」に関わらず、放置することは非常に危険です。なぜなら、欠けた部分からむし歯菌が侵入し、見えない内部で重症化してしまうからです。

この記事では、歯が欠けた場合の正しい応急処置、欠け方のレベルに応じた治療法の全ステップ(CR、根管治療、抜歯の判断基準)を、札幌の歯科医師の視点から徹底的に解説します。

なぜ歯が欠けるのか?(3大原因)

歯は人体で最も硬い組織ですが、ある条件が揃うと簡単に欠けたり割れたりします。主な原因は以下の3つです。

1. むし歯(C2以上)

最も多い原因です。見た目は小さな穴でも、内部の柔らかい「象牙質」でむし歯が大きく広がっていることがあります。中が空洞になって強度が低下し、食事中に突然「崩れる」ように大きく欠けてしまいます。これは、C2(象牙質う蝕)以上のサインです。

2. 外傷(ぶつけた・転倒)

スポーツや事故、転倒などで強い衝撃が加わり、物理的に歯が折れるケースです。特にお子さまの歯の怪我は多く、前歯が欠ける・折れる、あるいは歯がグラグラになってしまうこともあります。

3. 噛む力(歯ぎしり・TCH)

睡眠中の強力な歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)、日中の無意識の噛み締め(TCH)は、歯に微細なヒビ(マイクロクラック)を蓄積させます。健康に見える歯でも、このヒビが限界に達すると、ある日突然、奥歯が「パキッ」と割れる(歯根破折)ことがあります。


【診断フロー】歯の欠け方(深さ)で治療法はどう変わる?

歯が欠けた場合の治療は、欠けた「深さ」によって決まります。ここでは、その4つのレベルに応じた治療の経緯を解説します。

ケース1:ごく浅く欠けた(エナメル質)

【症状】痛みはない。少しザラザラする程度。

【状態】歯の表面(エナメル質)だけが小さく欠けた状態です。

【治療法】
基本的には、即日で治療が完了します。

  1. 欠けた部分の角を丸く研磨する。(しみるのを防ぎ、舌触りを滑らかにする)
  2. 欠けた範囲が少し大きい場合は、保険適用の**CR(コンポジットレジン)**という白いプラスチックを詰めて修復します。

この段階であれば、歯をほとんど削らずに治療できる(MI治療)ため、歯へのダメージは最小限で済みます。

ケース2:深く欠けた(象牙質まで到達)

【症状】冷たいものがしみる。食べ物が詰まる。舌で触ると明らかな穴がわかる。

【状態】エナメル質の下の「象牙質」まで欠けています。むし歯のC2と同じ状態であり、細菌感染が始まっている可能性が高いです。

【治療法】
象牙質は柔らかく、むし歯が広がりやすいため、放置は禁物です。

  1. (必要に応じて)麻酔を行います。
  2. 欠けた部分の周囲や、内部で感染した部分を最小限に削り取ります。
  3. 欠けた範囲に応じて、詰め物(インレー)で修復します。
    • CR充填(保険):比較的小さな欠けの場合。
    • CAD/CAMインレー(保険):奥歯で強度が求められる白い詰め物。(→CRとCAD/CAMの違い
    • セラミックインレー(自費):美しさと耐久性を両立したい場合。

ケース3:神経まで達した(歯髄露出)

【症状】ズキズキと激しく痛む。熱いものがしみる。何もしなくても痛い。

【状態】歯の中心部にある神経(歯髄)まで欠け、細菌が感染しています(歯髄炎)。これはむし歯のC3に相当します。

【治療法】
この場合、「根管治療(歯の神経の治療)」が必須となります。

  1. 麻酔をし、感染した神経をすべて取り除きます。
  2. 歯の根の中を何度も徹底的に洗浄・消毒します。
  3. 内部がクリーンになったら、薬剤を詰めて密閉します。
  4. (数週間後)歯の土台(コア)を立てます。
  5. 最後に、歯が割れないように「被せ物(クラウン)」で歯全体を覆います。

治療回数がかかりますが、歯を抜かずに残すための重要な治療です。

ケース4:歯の根が割れた(歯根破折)

【症状】歯茎が腫れる。噛むと激痛が走る。歯がグラグラする。

【状態】歯の表面ではなく、歯を支える「根っこ(歯根)」が割れてしまっている状態(C4)。特に神経を抜いた歯(失活歯)に起こりやすいです。

【治療法】
歯根が縦に「真っ二つ」に割れた場合(垂直歯根破折)、細菌の温床となり、周囲の骨を溶かし続けるため、残念ながら**抜歯が第一選択**となります。

  1. 抜歯を行い、周囲の感染組織をきれいに掻き出します。
  2. 傷口が治るのを待ちます。
  3. 失った歯を補う治療(ブリッジ、入れ歯、インプラント)の計画を立てます。

すぐに歯科医院へ行くべき「危険なサイン」

「痛くないから大丈夫」は禁物です。歯が欠けたら、以下の症状がなくても必ず受診が必要ですが、特に「危険なサイン」を見逃さないでください。

⚠️ すぐに受診が必要なサイン
  • ズキズキと脈打つように痛む(神経が露出している)。
  • 冷たい水だけでなく、熱いお湯がしみる(C3の可能性大)。
  • 歯がグラグラ動く(歯根破折や脱臼の疑い)。
  • 欠けた歯の周囲の歯茎が腫れている(歯根破折や歯周病)。
  • 欠けた部分が鋭利で、舌や頬を傷つけている(口内炎の原因)。

札幌市豊平区・月寒中央駅直結の当院は、急な歯の破折(外傷)にも可能な限り対応しています。
まずは慌てずにお電話(011-855-3722)ください。


札幌・当院の「歯を残す」ための精密治療

やまぐち歯科こども歯科では、「歯が欠けた」という主訴に対し、その場しのぎの治療ではなく、**「なぜ欠けたのか」という根本原因**を探り、「どうすれば歯を最も長く残せるか」を重視した診断を行います。

1. CTによる精密診断の実施

奥歯や、神経のない歯が割れた場合、通常のレントゲン(2D)だけでは、歯の根のヒビ(破折線)を見つけることは困難です。
当院では必要に応じて歯科用CT(3D)を用い、歯を輪切りにしたような断面画像で、目に見えない破折線や、神経の感染の広がりを正確に把握します。これにより、「抜歯か、保存か」の診断精度を格段に高めます。

2. 根本原因へのアプローチ

もし歯が欠けた原因が「歯ぎしり・食いしばり」にあると診断された場合、詰め物や被せ物をしても、またすぐに割れてしまいます。
当院では、詰め物治療と並行して、ナイトガード(歯ぎしり用マウスピース)の作製や、重度の方にはボトックス治療の提案も行い、お口全体のバランスを整えて再発を防ぎます。

3. MI治療(最小限の侵襲)の徹底

歯は削れば削るほど脆くなります。当院では、むし歯検知液などを用いて感染した部分だけを正確に取り除き、健康な歯質を最大限に残す「MI治療」を徹底しています。(→ 削る・削らないの基準


よくある質問(Q&A 10選)

Q1. 欠けた歯の破片は持っていくべきですか?

A. はい、ぜひお持ちください。欠けた破片が大きくてキレイな状態であれば、専用の接着剤で元に戻せる(接着修復)可能性があります。破片は乾燥させないよう、水や牛乳、またはお口の中(頬と歯ぐきの間)に入れて、すぐにご来院ください。

Q2. 応急処置でアロンアルファを使ってもいいですか?

A. 絶対にやめてください。市販の瞬間接着剤は、歯や神経組織に対して非常に強い毒性があり、感染を引き起こします。また、接着剤を除去するために余計に歯を削る必要があり、最悪の場合、抜歯につながります。

Q3. 前歯が欠けた場合、きれいに治りますか?

A. はい、ご安心ください。小さな欠けであれば、保険適用のCR(コンポジットレジン)で1日で自然に治せます。大きな欠けや美しさを最優先する場合は、自費診療のセラミック(e.maxなど)で、周りの歯と見分けがつかないレベルまで修復可能です。

Q4. 治療費(保険適用)はいくらくらいですか?

A. 症状によりますが、3割負担の場合、CR(レジン)で済む小さな欠けなら約2,000円〜4,000円程度。神経の治療(根管治療)が必要になると、被せ物まで含めて総額1万円〜2万円程度。抜歯になると、その後のブリッジや入れ歯の費用が別途かかります。

Q5. 子どもの歯が欠けました(乳歯・永久歯)。どうすれば?

A. すぐにご連絡ください。乳歯でも放置すると、根の先に膿が溜まり、下にある永久歯の発育に悪影響を及ぼすことがあります。生えたての永久歯は根が未完成で弱いため、一刻も早い処置が必要です。(→ 小児歯科の詳細

Q6. 痛くないのですが、放置するとどうなりますか?

A. 痛みがなくても、象牙質が露出している(C2)と、そこから細菌が侵入し、気づかないうちに神経が死んでしまう(C3)ことがあります。また、欠けた部分で舌や頬を傷つけたり、噛み合わせがズレて顎関節症の原因になることもあります。

Q7. 神経を抜いた歯(失活歯)が脆くなるのはなぜ?

A. 神経(歯髄)は、歯に栄養や水分を補給する役割も担っています。神経を抜くと、歯は「枯れ木」のような状態になり、水分が失われて弾力性を失い、非常に脆く割れやすくなります。そのため、根管治療後は必ず被せ物(クラウン)で歯全体を補強する必要があります。

Q8. 歯根破折はもう抜歯しかありませんか?

A. 歯の根が縦に「真っ二つ」に割れた場合(垂直歯根破折)、残念ながら現代の歯科医療では接着して保存することは非常に困難であり、抜歯が第一選択となることが多いです。ただし、一部のヒビや水平の破折であれば、特殊な接着剤や固定で保存できるケースもあります。

Q9. 根管治療は痛いですか?

A. 治療中は麻酔をしっかり効かせますので、痛みを感じることはほぼありません。ただし、治療後に炎症が強く出た場合、数日間、噛んだ時に響くような痛みが残ることがあります。

Q10. 歯ぎしりで歯が欠けるのを防げますか?

A. はい、予防できます。歯ぎしり(ブラキシズム)が原因の場合、歯科医院で製作する「ナイトガード(マウスピース)」を夜間に装着することで、歯にかかる破壊的な力から歯を守ることができます。(→ 歯ぎしり・TCHガイド


まとめ:歯が欠けたら、札幌・月寒の当院へご相談ください

歯が欠けた場合、「痛くないから」という自己判断で放置することが最も危険です。初期段階であれば1日で簡単に治せたはずが、放置したことで神経を抜き、最終的に抜歯に至るケースは少なくありません。

やまぐち歯科こども歯科では、なぜ歯が欠けたのかという「原因」を突き止め、CTなどの精密機器で「深さ」を正確に診断し、患者さまの歯を1本でも多く残すための最善の治療をご提案します。

札幌市豊平区・月寒中央駅直結の当院は、急な歯の破折(外傷)にも可能な限り対応しています。
お一人で悩まず、すぐにご相談ください。

歯が欠けた・折れた 緊急のご相談

痛みがなくても、放置せずお電話ください。
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この記事の監修

歯科医師 山口 優

やまぐち歯科こども歯科 歯科医師・歯学博士。
「なるべく削らない・抜かない」MI治療を重視し、地域の皆さまのお口の健康寿命を延ばすことに尽力している。




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